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心地よい音色
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凛の日記1
【☓月○日
俺がこの家に来て数日が経った。
学校は休んでいるが
俺は毎日のように奏に会いに行くようになった。
今日も病院から帰ってきたところだ。
もとの家では奏と一緒の部屋だったので…
一人部屋は初めてでとても寂しい。
少し寝れなくて政信さんと一緒に寝てもらった。
少し気恥ずかしいかったが、暖かくて久しぶりにぐっすり眠れた。】
「ふぅ…まぁこんなもんかな…」
日記をつけるのは割と好きな方だ。
ここくる前もつけていた。
まぁほとんど親父への悪口日記だか…
今は自身のことを書ける。
早く奏と一緒に暮らしたいな…奏と喋りたい謝りたい…奏…寂しいよ。
……
……
……
♪〜♪〜
……クシュッ
「んぅ、……」
ハッ!
どうやらあのまま机の上で寝ていたようだ。
涙のせいか頬が乾燥してる。
俺は顔を洗いに洗面所に向かった。
驚いた事に部屋に備え付けの洗面所がある。
洗面所で顔を洗っていると何処からか
ピアノの音がした。
そういや、間取り開けっ放しだったな。
どおりで寒いわけだ。
窓の外を覗くとどうやら隣から流れてるみたいだ。
隣の部屋か…
って事は…政信さんの息子がいるんだっけ?
…実は政信さんには俺と同い年の息子がいるようだ…
答えが曖昧なのは俺がまだその子に会ったことがないからだ、政信さんの息子は何かの理由であまり部屋から出てこないらしい。
そのため俺もあったことがない。
………それにしても綺麗な音色だな…
ピアノの音をもう少し近くで聞いてみたい。
……部屋の前に言ったら聞こえるだろうか…
俺は扉を閉め自室から飛び出し
隣室の扉の前まで移動すると立ち止まった。
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