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直視出来ないほど痛めつけられたユッキー
アキラが買った服もズタズタに引き裂かれている
俺はジャケットを脱いでその小さな身体にかけた
もう大丈夫だよ
アキラが来たからもう大丈夫。
もう意識を失っている鍋島愛美に、拳を振り上げるアキラ。
「・・・アキラ、ユキちゃんを」
息が止まりそうになったが、心を殺してそう告げた。
修羅に堕ちるアキラをユッキーの名前を出して引きずり戻す。
これは賭けだった。ユッキーの名前でも戻らなかったら、本家並びにオヤジに連絡するしかない。
「ユキちゃん、かなり重体です。はやく病院に、」
「ユキ・・・っ、」
アキラは、ボロ雑巾のようになった女を乱雑に放り投げて、ユッキーの元へ走る。
安堵と同時に戦慄する
アキラの中で、ユッキーの存在はどんどん大きくなっている。万が一にも、ユッキーが死んでしまったら・・・
ユキちゃん、死ぬなよ
俺は、息を吐いた
ーーーーーーーー斗真
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