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和海から連絡があった
いつもなら無視するところだが、あいつの事だ・・・・
翔の為にどんな手段を使ってでも入学させるつもりだろう
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そしてその後、学園長からの電話
タイミングが気に入らないが、仕方が無い
電話に出て、話をして最後に尋ねたい事だけ尋ねて電話を切った
「そろそろだな」
翔から連絡が入り、車中で燕羽を待つ事にした
そして1時間後、燕羽が校門から出て来る姿を見つけ、エンジンをかけた
「冬矢~~」
「お疲れ」
「すごく頑張ったけど、自信はあまりないんだ・・・・・ごめん」
「解けなかったのか?」
「ううん、全問解けた」
「そうか、見直しは?」
「やった」
「じゃ、行こう」
「うん・・・・駄目だったらごめんね」
「気にするな」
「でも、冬矢があんなに一生懸命教えてくれたし」
「落ちる事しか考えていないのか?」
「わかんない・・・・・」
「学園内はどうだった?」
「うんっ!すごいところだよね・・・異次元世界みたいな感じだった」
「そうか」
「でね、歩いていたら翔が声をかけてくれた」
「らしいな」
「うんうん、すごく嬉しかったしココアも美味しかった」
「よかったな」
「うんっ!」
どうやら学園は気に入ったみたいだ
「はぁ~~、ドキドキする」
「買い物に行くぞ」
「買い物?」
「ああ」
「はーい!」
そのままデパートに向かい、高級ブランドの店に向かった
「何買うの?冬矢の服?」
「お前のだ」
「俺の?い、いいよ・・・このブランドめちゃ高いし」
「そう言うわけには行かない」
「えっ・・・でも」
そのまま店内に向かい、用意されていた物を受け取った
「ん?」
「帰るぞ」
「へっ?」
人混みは苦手だ
こいつも疲れているみたいだし、早く家に戻ろう
「何を買ったの?」
「色々だ」
「いろいろ・・・う~ん」
眠そうだな
目が充血しているし
「家に着いたら今日はもう寝ろ」
「う~ん、安心したら眠くなったけど・・・・結果が気になるし」
「お前はやれば出来る奴だから自分を信じろ」
「でも・・・・・はぁ」
燕羽は眠そうな目を必死に開きながら、外を見つめていた
その必死な顔が可愛いと言うかまぬけというか結局窓にもたれたまま寝てるし
「いでっ!」
「着いたぞ、窓に頭をぶつけて目が覚めたか?」
「あはは・・・・すごい音で目が覚めたかも」
「行くぞ」
「うん」
荷物を持って、家に戻りリビングのソファーに荷物を置いた
そして、なかなかリビングに来ない燕羽を呼んだ
「燕羽」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「燕羽!寝るならベッドで寝ろ」
「ん・・・・・今行く」
やはり玄関で寝てたのか?
ぼんやりした顔の燕羽を見つめ、言った
「朝は俺が学園まで送るから」
「へっ?」
「迎えは毎日行けないが運転手がいるから安心しろ」
「ん??」
「月曜から行けるか?」
「あ、あの・・・・話がよく」
「おめでとう、合格だ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「お前を待っている時、連絡が入ったんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・嘘っ!ホント?てか早っ!!」
「本当によかったな」
「ううっ・・・・・嬉しいよぉ~!!ありがとう冬矢っ・・・グスッ」
「これで安心して眠れるだろ?」
「うんうん、でも・・・・まだ制服とか」
「さっき取りに行っただろ?」
「えっ・・・もしかしてあのお店の?」
「ああ」
「でも、サイズ・・・」
「お前のサイズは俺が触って確認済みだ」
「うっ・・・・・生々しいです」
「とにかく、お前は自分の力で合格したんだから自信を持て」
「はいっ!」
「じゃ、俺は手続きがあるから出掛けるがちゃんと寝ろよ」
「わかった!」
「寝る前に制服をハンガーにかけておけ」
「はいっ!!」
「じゃ、1、2時間で戻る」
「いってらっしゃい!」
玄関を出て、しばらくドアの前に佇んでいると
(ううっ・・・・・うわーーーーん!!やったよ、俺!!嬉しすぎるよぉーーー!!)
「クスッ」
嬉し泣きか
あいつらしいな
さて・・・・・
必要な書類を揃えなければいけないな
来週は忙しくなるから今日中に終わらせなければ
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