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* Sweet.7 *
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味をしめた夕里は、思いつく限り皮膚の薄いところ……脇腹や内腿の間に指を這わせていく。
夕里の幼稚な悪戯に、千里はくふ、と気の抜けた笑いを漏らした。
「ばか……ほんと、やばいからっ。ストップ……!」
「やめて欲しかったらさぁ……お兄ちゃんに冷たくしたこと謝って?」
「はあ……? いきなり何……」
千里にとってはツン対応が常で、夕里が素っ気ない態度にいちいち心にひびを入れていることは知らないようだ。
悔しがる夕里の内心なんて、1つも分かっていない。
くすぐる手つきが怠慢になってくると、千里はあっさりと抜け出して逆に夕里の身体を押さえつけた。
「……え?」
首から下が自分の意思で全く動かせない違和感を、遅れて湧いてきた危機感が塗り返していく。
のしかかられていて腰から下はびくともしないし、力加減なんて全くといっていいほどされていないような強さで、手首は顔の横で固定されていた。
「……煽った兄貴が悪いんだからな」
「どういう……意味? んっ……んん、ん!?」
口にふにっとした柔らかい人肌を纏ったものが強く押しつけられていて、「あっ」と驚いた声を上げた隙に、中にもっと熱いものが割って入ってくる。
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