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みかん湯
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風呂にみかんが浮いてて
俺びっくりして戻った。
一! 一!
風呂にみかんが!!
一が笑って、えみりを目で示した。
真と迅と一緒に、ソファでうとうと眠ってる。
俊とおさま帰るの待つって言い張ってたんだけどね。
えみりの寝顔見てたら思い出した。
ゆず湯か。
えみり、ゆずが嫌いだから。
おかげでうちはみかん湯だ。
ゆずに入れ替えると言ってくれた愛しい人に否として、
このままで良いから一緒に入りませんか
やべ。
わが妻なのにいまだに敬語になっちまう。
そしてもう、約十年一緒にいるのに、今なお照れて赤くなる年上の『妻』を、俺は今も深く強く愛してる。
みかんが揺れる浴室で、俺たちはしばし肌を寄せあう。
激情に任せ、力任せに愛撫しまくった日々は既に過去で、俺もこの人も、穏やかな日々の営みの中にいる。
そのまま湯の中で眠ってしまいそうな一を抱き上げて上がる。
美しいあなたに、悔しいけど俺、
今も夢中です…
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