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公園
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俊輔を待つ。
ちょっと重い告白だけど、大丈夫。
俊輔は受け止めてくれるさ。
あの子はあれで意外とタフなんだ。
大丈夫。
遅くなってすみません。
もう先輩後輩じゃなくなって長いのに、なかなかタメ口にならないマイラヴァー。
伝えづらい。
ただでさえ、俺は口重いのに…
ここでってことは、
家じゃ話しづらいこと、ですか?
察しもいい。
じゃ、単刀直入に。
多分後三ヶ月くらいで、俺、完全に女になる。
それでも…いいか?
それでも、愛してくれるか? と言いたかったのに、長ゼリフだったし、慌ててしまったし、変な聞き方になってしまった。
俊輔は、ただ目をぱちくりしている。
それって…
ジュースの後遺症とかですか
そうみたい。
作ってるとこと話した。
一時的な使用なら、そんなに副反応出ないそうだ。
女から男も、そんなに。
ただ、男から女は、負担がでかいらしい。
出産できるほど多量に使うと、その…
後はもう言えなくなった。
俊輔は、御堂筋とやり合って圧されてる時みたいなひきつった顔になった。
言葉にならないもどかしさ、だろう?
それからゆっくり理解する。
男のあなたがいなくなるってこと…ですか…?
うん
俺は…両方愛してるから…でも…
昔からの青八木さんは…いなくなってしまうって…ことですか…
うん。
俺のせいだ!
俺がこどもなんて言ったから!
違うよ。
俺もほしかったもの。
生むとね。
ホルモンのバランスが変わってしまって、こどもというこどもがかわいく見えるんだ。
これ、体験できただけでも幸…
『せ』と発する前に、俺は女性化した。
こういう不規則チェンジが続いて、死に至る。
さすがにここまではいきなり言えない。
俺は!!
出し抜けに俊輔が叫んだ。
居てくれるだけでいいです!
叫んで抱きしめてくれるかれの、背中に両腕を回す。
俊輔はいつも、ありのままの俺を、私を愛してくれる。
これまでも。
これからも。
意識飛びかけてる。
俊輔。
好きだよ…
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