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殴り飛ばされる
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純太に…
会ってきてもいいか?
聞かれてNOと言えるわけがなかった。
心配はしてない。
どころか会っておくべきだとさえ思ってる。
悔しいけど、かつてあなたは彼のものだった…
彼は知っておく権利がある。
そう思って行かせたけど
何も聞かなかったけど
翌日手嶋さんは血相変えてきた。
会った瞬間に殴られた。
幸せにするって言ったよな!!
言ったよな!!
吹っ飛んだ俺を真と迅がかばって立つ。
えみりが泣きながら、手嶋さんに対峙した。
だれよあんた!
おとおさんにいじわるするひとは、えみりが許さないんだからね!
えみりはいちばん一に似ている。
手嶋さんは息をのんだ。
そして絞り出すように、言った。
ずるいよ。
おまえずるい。
こんなの見せられたら
許すしかねーじゃねーかああ!!
怒鳴って走り去ってゆく手嶋さんに、俺はかける言葉もなかった。
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