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すぐに現場に行こうかと思ったが、本部に連絡をすると刑事がくるまで駐在所の対応をと待機する事になった。
程なくしてパトカーのサイレンが聞こえると現場の方へと向かって行った。
わらわらと人が駐在所に集まってきた中、一人のスーツを着た眼鏡で長身の男が入ってきた。
「一課の警部補の椿と申します。駐在所で対応した際のご様子伺わせていただきたいのですが、あ…」
僕の顔を見ると目を見開いてそれから目を伏せた。僕の顔に何か付いていたのだろうか?そう思っていると、
「すみません、手帳を…ご確認下さい…」
そう言って椿と名乗る刑事は警官手帳を開いた。
「何時頃に連絡を受けましたか…存じておりますが一応確認の為に…」
椿が一歩進みこちらに近づく
ふわっ…
なんだかとてもいい花のような香りがした。香水の匂いとも違う何か脳天に、身体に、ダイレクトに感じる不思議な香り。
なんだ、これは心臓の鼓動が激しい。
ぎゅっと胸元を掴んで鼓動を抑えて対応する。
「12時半ごろに、そちらの女性がこちらの駐在所に…」
自分が話す声より鼓動と音が激しい。
なんなんだ、これは…この胸のざわめきは…
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