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奪うようにキスされる。強引に唇を舌でこじ開けられ、上顎を舐めなれる背中にぞくりとしたものを感じる。しかしそれは決して嫌なものではなくとても甘美でどうしようもなく熱情を誘う快感。
歯列をなぞられ舌を絡められる。苦しい。けれど頭の芯が痺れて朦朧としてもっともっとと求めてしまう。
「お前、真面目なだけだと思っていたが、本当いやらしいな…こんなに潤んだ目で俺をみて。男の欲情を誘う目をしている。」
俺がいやらしい?真面目で堅物で…いやらしさなどとは無縁な存在だと思っていた。
いやらしい…そんな俺は知らない。
「もっとその目で俺をみて、誘って、俺のことを目に焼き付けて。」
今度は首すじを舐め、頸に舌を這わせる。
「あ、そこは…」
「大丈夫、頸は噛んだりしない。番になってしまうだんだろ?それはお前の全部を手に入れでからだ。俺に惚れて惚れて、惚れさせてお前から欲しいと言わせてやる」
ぶわっと彼の香りが立ち込める強い彼の香り強烈な引力を持っているそれに思わず抱きしめて首元にしがみつく。ああ、この香りだ。
「欲っ…」
はっとして突き放した。
「な、なんでもない」
もう、惚れている。何にも知らないこの人のことを。欲しいと強請ればもっとこの人のことを知れるのだろうか。それなら俺は…
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