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視線が絡まる、指先が絡まる。瞼に落とされるキス。
「俺は最初はお前の…一樹の匂いに惹かれた。でも今はその意思の強そうな瞳が好きだ。脆そうなくせに強くて、強いくせに脆い。俺の手で守ってやりたくなる。でもお前はその手を拒むだろう。守らなくてもお前は一人でなんでも切り抜ける。だからせめてお前のそばにおいてくれ」
唇に小鳥が啄ばむような優しいキス。
「俺はあんたの咲夜の何も知らない。でもわかる俺の心を揺さぶるのは咲夜だけだ。もっと咲夜を知りたい。その手で触れて抱きしめておれにもっと咲夜を教えて、お前を刻み込んでよ」
口づけが激しくなる。この前した余裕のキスなんかじゃない貪り尽くすようなキス。
首すじを甘噛みされる。ぞくりとした快感が走る。
「余裕ない。優しく出来ないかもしれない。」
それを聞いて夢見心地だった気分から、焦りへと変わる。
「まて、おい、聞いていたよな。おれのこと性的な目で見てきたヤツはぶん殴ってきたって。その…俺はしたことないんだよ…それは困る」
ムードもへったくれもない。
「わかった。なるべくやさしくする。でも、慣れてきたら激しく抱かせろよ」
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