アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
23
-
23
咲夜がかえったなりに、長瀬が慌てた様子で話しをまくし立てる。
「さっきの…椿警部補、大変優秀な方ですけどね、実は椿銀行のご長男らしいんですよ。
椿銀行といえば厳格な世襲制で、なんでも代々αどうしで結婚して繁栄しているそうなんです。
なんで警察官をしているのかは不明なんですけどね。
なんの為に今日きたのかはわかりませんが、兎丸さん気をつけてください。αの一部は未だにΩを制欲処理のように考えている輩がだっているんですから。」
一瞬目の前が真っ暗になる。
咲夜が俺を性欲処理に?
しかし、次の瞬間に昨夜の事を思い出す。
言葉でどれだけ誤魔化せても心臓は誤魔化せない。
そう言った咲夜の真剣な眼差し。高鳴っていた鼓動。咲夜が嘘をついたとは思えない。
でも、咲夜は椿銀行の跡取り息子だという事を隠していた。
俺は何を信じたらいいんだ?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 38