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「隣県の旅館に行きましょう」
「隣県?」
「そうです。
ズル休みなので遠方の旅行の申請が出せないのです。
こういう時警察官は不便ですね。」
別に俺は咲夜と一緒ならどこでもいいんだけど。
「さあ、乗って」
黒いよく見るセダンだ。
「意外と普通の車なんですね。」
咲夜ならもっと派手な車に乗っているかと思った。
「ふふっ、高級車にでも乗っているとおもいましたか?
生憎しがない公務員なので。
それに張り込みにも使うことがあるので地味で目立たないこの車にしたんですよ」
さっと助手席のドアを開けてくれる。
「女にするみたいな事すんなよ」
「貴方が男らしい事は知っています。
それでもしたいんですよ、
デート、ですからね。」
そんな風に言われたら嫌だとも言えない。
「ほら、乗ってください」
車は緩やかに発車した。
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