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「イルカショーがあるんですって。
13時からだからお昼を食べてからどうでしょうか?」
「俺、なんかイルカショーってなんか苦手なんだよなぁ。」
きょとんとした顔で俺を見つめると、目を細めて微笑して
「貴方らしいですね。
頭のいいイルカが芸をさせられる事が辛いんでしょう。
イルカショーはいいです。
ショーのあいだは多少の空くので二人で暗いところに行きましょう。
その方が楽しめそうです。」
強引にてをひかれながら早足であるく。
「ここなら良いでしょう?」
来たのは海月館だった。
推測のなかでは海月がゆらゆらと揺れている。
ライトで照らされた海月は幻想的で漂う姿をみていると、心地よい気分になる。
「ね?ロマンチックでしょ?」
と後ろから抱きしめらる。
「キス…しましょうか」
水槽の影でキスをしようとした、その時
「なあ、物陰に隠れてキスしない?」
と男の声が聞こえる。
昨夜が前髪をクシャッとかき混ぜて
「仕方ないですね、場所を譲りますか。」
男が女の肩をだいて近づいてくる。
すれ違い様に肩を捕まえられる。
「おい?!兎丸か!」
すぅーっと血の気が引く。
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