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薄暗い中で顔を見ると長瀬だった。
「兎丸さんと椿さん?…兎丸さん、ツバキさんは危ないって教えましたよね。なんでいっしょに…」
椿は顔色も変えずに
「デートです。署内の人に見られるなんて思いませんでしたが。」
さらりと言ってのける。
「兎丸さんに手を出をだしたんですか?椿さんは銀行の…」
「だったら何です?銀行の後継ぐ気はありません。それに別に署内は恋愛禁止ではありません。警官同士で結婚する事だってあるでしょう?」
長瀬が顔を歪める。
「兎丸さん、なんか脅されたりしてるんじゃ…」
「長瀬、心配してくれるのは有難いけど、俺は脅しに屈するようなする男だと思います?」
咲夜が俺の手を握る。
「それじゃ、また」
手を握った咲夜の顔をは意外にも上機嫌そうで…
「やっぱり貴方はカッコいいですね。」
「ばか…こんな時に、それに見られてしまったじゃ無いか。署内でお前が何言われるかわかんないぞ。」
咲夜は飄々とした様子だ。
「別に他人の評価やまともな評価なんかいらない。貴方の評価だけがほしいんですよ。」
そう言ってまたキスする。
「ばか…また見られたら」
「もう良いんです。隠すのやめましょう。貴方を好きな気持ち、そんなにいけないものでしょうか?ただ、人が人を好きになるだけなのに」
真剣な顔だ。誤魔化しは効かない。、
「バカ、そういうんじゃ無いよ。ただ、ちょっと人に見られるのは…恥ずかしいんだよ。
ふふっとわらって
「貴方はカッコいいのにかわいいひとだ。そのギャップが良いんですが。」
手を繋いで歩く 。
歩調が揃う。身長差でリーチが違うのに。合わせてくれるんだなと思うと心が温かくなる。
デートって恥ずかしいけど良いものだな。
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