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一通り水族館をまわったあとに旅館にきた。
「すっげー部屋だな」
部屋は暖かい木造でたたみの良い香りがする。
調度品などの細部にまでこだわってある、といっても調度品の良さなどわかりはしないけれど。
「内風呂のもついているんですよ。後で一緒に入りましょうね」
一緒に…
「ば、ばかかよ一緒になんて…」
「お風呂に入るより恥ずかしい事、沢山しているでしょう?」
カッと顔が熱くなる。
「それは…そうだけど」
何故か、セックスするより何もしないで一緒に入るほうがいやらしくかんじる。
「まあ、その前に夕飯ですね。ここはご飯も美味しいので有名なんですよ」
ピクリと耳が動く
「飯?何が出るの?」
「うーん。
蟹が有名ですよ。」
テンションが上がる。
「カニー!
俺めっちゃカニ好き!」
咲夜が優しい笑顔で笑う。
「ほんとうに貴方は食い意地がはっていますね」
ははは、と笑って誤魔化す。
でも1番好きなのは咲夜の作るご飯なんだけどな。
それは悔しいから言わない。
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