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「うわっでっかい蟹!これ、全部食べて良いの?」
「まだ、カニしゃぶがでてきますね。あと…」
「ストップ!出てきた時の感動を味わいたいんだ」
咲夜がぷっと吹き出す。
咲夜普段は仏頂面はのに俺といる時は本当によく笑う。
優しい笑み、楽しそうな笑み、不敵な笑み。
その姿を見るたびにもっと色々な笑顔が見たくなる。
じっと、顔を見つめる。端正な顔だ。
だから笑顔という表情が乗ると尚更美しくなる。
俺も微笑みかえす。
咲夜も俺の笑顔を好きでいてくれるだろうか?
だったら嬉しい。
「嬉しそうな顔して、
そんなに蟹が美味しいですか?」
どうやら俺の気持ちは通じてないらしい。
「バカ!そこまで食い意地張ってないよ
ただ、咲夜が笑うと嬉しいから、俺も笑って見たんだよ!」
「ふふっ、貴方は本当に私の欲しい言葉を知っている。
今夜は寝かせません。」
「ば、っかかよおっさんみたいなこと言うな」
「おっさんでも良いです。
貴方を何度も欲しくなるのは事実ですから」
また、ふわりと笑う。その笑顔をずっと見ていたいんだ。
ずっとずっと。
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