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美味しいって褒めてもらえたのは嬉しかったなぁ。
でも、僕のご飯で龍也さんのお腹を満たしてあげられないのは少し悔しい。
その分しっかり血を与えよう。
でも血が出るのは痛いイメージしかないし、吸うって理解できないし。
怖いことだらけ。
だけど、それが僕たちの契約。
しっかり守らないと。
「龍也さん。血、吸っても大丈夫です。」
「本当に大丈夫か?無理すんなよ、後、痛かったら言えよ?」
「はい、わかりました」
あ、牙だ。
今まで気づいてなかったのか今出てきたのかはわからない。
でも、今の龍也さんに牙がある。
そして目が違う。
心なしか赤い感じがする。
チクッ、
あぁ、少し痛い。
でもなんか気持ちいい。
なんなんだろう、これ。
痛いはずなのに、なんか気持ちいい。
僕おかしいのかも。
「ありがとう、ご馳走さま。痛かったか?」
「少し。でも全然大丈夫です」
「良かった、これからも毎日頼むよ」
「よろしくお願いします」
よろしくお願いします...?
なんで僕がお願いしてんだろ。
自然と口から出てた。
これじゃ血を吸われる事を望んでいるみたいじゃん。
血を吸ってる時の龍也さん、カッコ良かったな。
普通にしてても十分かっこいい。
モデルさんになれると思うくらいの美形。
それが血を吸ってる時は今以上にカッコ良くなるんだから。
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