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できれば僕も付いて行きたかったな。
龍也さんに払ってもらわなかったら多分一生かけて返していたはずのもの。
それを一瞬で返せちゃう龍也さん何者だって感じだけど...
付いていったらお金下ろしたところで僕が逃げ出す可能性だってある。
そんな事しても吸血種って身体能力が高くなるって言ってたから逃げられる気しないけど。
まだ龍也さんに信頼されきってないって事だ。
これからしっかりやる事やって、信用できる人になっていかないと。
取り敢えず僕は任された買い出ししてこないとだな。
龍也さん、何か好きなものとかあるのかな。
あんまり食べた事無さそうだけど、野菜炒め食べれたならある程度の野菜は食べれて、お肉もいける。
魚がどうか聞いてからいこう
「龍也さん、魚って食べれますか?」
「食べたことないからわかんないな、今度機会があったら食わせて」
「わかりました〜」
食べた事ないんだ...
流石に一回くらいはあると思ってたな。
今度とびっきり美味しいの作ってあげないと!
「じゃ、行ってきますね!」
「おう、気をつけて。鍵、まだ新しいの作ってないからポストに入れとくわ。先に帰ってきてたら家入ってて良いから。金はこれ使って」
「ありがとうございます〜」
作ってないって事はこれから作ってもらえるって事なのか...
ちゃんとこの家の住人に慣れた感じがして嬉しい。
龍也さんにこれから沢山お世話になるんだな。
この辺のスーパー、さっき見たところしか知らないけど、他にあるのかな。
今日はわからないし他の店と比べようがないから1つの店で全部買っちゃお。
調味料はある程度あったし具材買っとけばいいかな。
今日の夜ご飯なに作ろう。
夜は僕の家に行かないとだから簡単に食べれるものがいいよな。
ポトフとか?それにしよ。
量産してとっておけばあっためて食べれるし、龍也さん食べてくれるなら食べれるし、食べないなら僕が食べれば良いし
よし、買い物おっけー!
龍也さん帰ってくる前に帰って作っちゃいたいな〜
でも龍也さん食べるかどうかわかんないんだった。
鍵...ポストって言ってたし、開けて良いよね。
「ただいま...?お邪魔します...?」
わかんないや。
最初はご飯炊く用意しなきゃ。
って、炊飯器電源すら入ってないし
どんだけ料理してこなかったんだあの人...
でもまぁ作る必要ないなら使わないよなぁ
じゃ、なんであるの...?
龍也さんが調理器具必要になる事があったのかな...
もしかして彼女がいるとか...
ま、まぁ龍也さんも大人だし、彼女の1人や2人くらいいてもおかしくないよね。うん。
帰ってきたら聞いてみよ。
ってか、彼女いるなら僕この家にいて大丈夫なの!?
あぁ、もしかしたらもう別れた...?
そんな事聞いて良いのかなぁ...
もし別れてるんだったら申し訳ないし、でも別れてないんだったら僕がここにいるの申し訳ないよ...
いやでも気になるし...
聞いちゃおうかな...
ううん!今はご飯の用意しないと
ご飯炊いて、ポトフ作って。今日はそれだけでいいや
「終わった〜!」
全部できた〜
味も結構いい感じだし後は龍也さん待とう。
結構時間かかってるなぁ
結構な大金だから時間かかっちゃうのかなぁ?
普通に僕が家出てからもう少し家にいただけって可能性もあるけど。
プルルルルル
誰だろ。
今日学校ないし...
あ!バイト!!!
忘れてたぁぁぁ...
先輩だ...
怒られるのかなぁ
「もしもし...」
「おぉ、冬夜君大丈夫?」
「すみません...」
「冬夜君休むことなんて今までなかったから、何かあったの?」
「いや、忘れてました...」
今から行く...?
それとも今日は休む?
「忘れてたって相当疲れてるのかもよ冬夜君。今日は休みなよ」
「良いんですか...?」
「店長には俺から言っとくよ」
「よろしくお願いします...」
怒られなくてよかったぁぁぁ...
でも、普通に忘れてたのはやばい。
明日はいつも以上に働かなきゃ。
ピンポ-ン
龍也さんだ!
「ただいま〜」
「おかえり...なさい?」
「なに迷ってんの、おかえりでいーの」
「結構時間かかりましたね、ありがとうございます!」
「全然いいよ、お金、用意できたから今日の夜頑張ろうな」
「これで終わるんですねぇ...本当に感謝しかないです!」
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