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浮気じゃないよ3
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sr.side
飛び出してきちゃった。そういえば一人になるなって言われたばっかりじゃん。
でももういいや。どうせ課長はもう僕のことは嫌いで、きっと別れようって言われるんだ。
「みかるさん」
誰かに急に後ろから抱きつかれた。その誰かは予想通りあのスタッフさん。
「やっと邪魔物とはお別れですね!この機会僕ずっと待ってました。」
そういいながら僕の体をベタベタとさわってくる。
「抵抗しないんですか?あーもう彼氏さんに嫌われましたもんね。」
僕は壁ドンされた。抵抗する気力はない。腕を押さえられキスされた。口には抵抗があり、とっさに避けた。けどほっぺたに残る感触が気持ち悪い。
「避けないでくださいよ。次は唇にいただきますからね。次避けたらお仕置きですよ。」
耳元で言われ背筋がゾクッとする。情けないことに腰が抜けてしまった。
腰を支えられ余計距離が近くなる。
逃げなきゃいけないってわかってるのに体に力が入らない。
助けて…
助けて…?
誰が僕を助けてくれるの?
もういいや…だって課長は来てくれない。
「みかる!!」
なんで来てくれたの…?
真っ赤な顔して息をきらして。なんで僕のために?嫌いになったんでしょ。
「彼氏さん?みかるさんはもうあなたのじゃないですよ。」
「俺のだ。よくも俺の大事なもんに手だしたな。」
大事なもん…?
「あなたがそれを言いますか?さんざんみかるさんを傷つけて、泣かせたあなたが。」
「確かに俺はこいつのこと信じて、話を聞いてあげられなかった。挙げ句の果てに怖い目に遭わせてしまった。彼氏失格や。
けどみかる。俺があそこまでお前を怒ったのは好きやから。嫌いなやつの浮気なんてどうでもええ。お前やから。好きすぎて余裕なくて…」
課長から久しぶりに聞いた“好き”嬉しくて涙が出てきた。
「みかるさんを幸せにするのは僕だ。」
「残念ながらお前なんかに、いや、コイツは誰にも渡さねぇから。」
そういうと課長は僕をスタッフさんから引き離し抱き寄せた。
「僕の…僕のみかるさん!」
スタッフさんがぼくたちを殴ろうとしたときだった。
「そこまでや。」
後ろから警備員さんとゆげぽが歩いてきた。
スタッフさんは捕まって言った。
「二人とも喧嘩はしてもええ。けどな、こんな危ない目に遭うんはやめてや。フジもフルコンさんも心配してたで。ちゃんと二人で話し合ってな、練習時間おくらせとくから。」
そういってゆげぽは歩いていった。
僕と課長の二人きりになった。
すると僕は課長に抱き締められた。
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