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風邪〈mkrくん愛され〉
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mkrくんの家族、過去捏造注意。
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sr.side
今日はスタジオで練習。なんだけど…
「やっちゃったぁ…」
体温計が指す温度は38℃
みんなに怒られるかなぁ…
僕は風邪を引いてもよく隠してきた。だって風邪は悪いことだって母がいっていた。
「38℃隠せるかなぁ…」
ここまで熱が出て、みんなのところにいくのは初めてで、バレないかすごく心配。
けどいかなくちゃ!
風邪なんかで練習休むなんてみんなに怒られちゃう。
風邪薬を飲もうとしたら薬箱をひっくり返しちゃって…もう時間ないからと急いでたら色々ぐしゃぐしゃ。
僕部屋きれいにしてる方なんだけどなぁ…
帰ったらかたづけよう。
そう思い背負ったらキーボードはいつもより重く感じた。
やっとの思いでスタジオにつくと時間はギリギリ。みんな揃っていた。
「みかるくん珍しいね。あっ顔真っ赤じゃん大丈夫?」
フジくんがそういうと、みんな僕の顔を見てきた。言い訳考えないと。
「ああ…えっと…あっ!寝坊しちゃって…走ってきたの。」
よし完璧。風邪を隠すのは僕の十八番。お母さんに怒られないために何回も練習したんだから!
「みかるくん走ってきたんなら練習開始送らせるか?」
「いいよゆげぽ、僕大丈夫だから。」
こうして始まった練習。正直ふらふらだったけど、後ろってこともあってばれずに済んだ。
午前中終わってお昼食べに行こうという話に。
さすがにキツいしみんなにバレる可能性が高い。
「みんなごめん…描かなきゃいけないイラストがあって…」
「謝るなって!じゃあお昼買ってくるからみかるくん何がいい?課長の奢りや!」
優しすぎるよ!!正直なにも要らないって言いたかったけど、それはバレる。僕食べるの好きなやつだし。
「お金はあとで返すからね!んーおにぎり一個でいいや。食べながら作業できるし。」
さすがにおにぎり一個くらい食べれるよね僕。
「食べながら作業って行儀悪いでwまぁいいや、足りるん?」
「うん!」
正直多すぎるくらいだ。
みんなが買い物に出ていって部屋に僕一人。
急に寂しくなったなぁ…けど僕はこの寂しさには慣れっこだよ。
そう言い聞かせながら、パソコンに向かった。けどブルーライトがぁぁぁ…頭の痛さを堪えて、作業を始めた。
「「「「ただいま」」」」
四人が帰ってきて部屋が賑やかになった。みんなの声って結構頭に響くなぁ…
課長からおにぎりを貰って、お金を返そうとしたら「素直に奢られとけや」って怒られた。
おにぎりひとつを少しずつ食べてると、みんな自分のご飯を食べ終わったみたいで、各々好きなことをし始めた。
なんとかおにぎりを食べ終わって練習再開。
午前中より熱上がっちゃったなぁなんて呑気なことを考えてると、すごいめまいが僕を襲った。
咄嗟にキーボードを掴んだらキーボードごと後ろに倒れてしまった。
がしゃんと大きな音がスタジオいっぱいに響き、演奏が止まった。
キーボードの無事を確認したいものの体が動かない。僕が下敷きになってるから無事かな…
ああどうしよう怒られる…
「「「「みかる(くん)!!!!!!!」」」」
ここから先の僕の記憶はない。
次起きたときは自室のベットの上だった。
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