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お兄ちゃんの彼氏。おまけ
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「…は?」
聞こえた言葉の真意が理解できずに聞き返す。
「だから、賭けに勝ったから悠兄にもあげるって言ったの」
禅によると、学校でも家でも素晴らしい演技(?)で草食系男子を装っている禅に、彼女とヤれるのかっていう賭けを友達がしたらしい。
どっかで聞き覚えのある…ような。
禅は、高いアイスを一つ俺に差し出している。
友達は禅を知らなかったわけだ。
…俺もだけど。
「…つーか、どうやって賭けに勝ったって…」
消え入る俺の言葉を理解したのか、あの日に見た悪そうな笑顔を俺に向ける禅。
なんか、嫌な予感がする。
ものすごく。
「簡単だよ。」
いつの間にか手にしていた携帯から、いきなり音が出て驚いた。
『ん、あっ…ぜ、禅っ!…んっ!』
行為を思い出し赤面する。
「な、おま…」
言葉にならず、口をパクパクさせる俺はさぞかし滑稽だったろう。
「あ、大丈夫だよ。こんな高くて可愛い喘ぎ声、誰も悠兄なんて分からないし」
「そういう問題じゃねえ!」
なんだこいつ。ヤってる最中に、携帯いじってる素振りあったか?!
「ちょー可愛い。本当。ヤり殺したいわー」
「お前そんなキャラだったのか………?!」
真顔で録音した音声を聴きつつ、俺を見つめる禅。まじ、目が光ってて怖いです。
「…あ、やば。勃った」
「…?!」
「悠兄、処理手伝ってよ」
笑顔で言ってのける。
どうやら俺の弟は、俺が持ってない分の性欲も持って生まれてしまったようです。
引きつった笑顔を浮かべたまま後ずさって逃げようとした俺の腕を力強く引かれ、俺の逃げ場が無くなる。
「…あー、俺明日までのレポートが…」
「手伝ってあげるからさー」
半ば無理やり、禅の部屋に連れ込まれ…
後は、ご想像に任せます…。
レポートが出来なかったのは言うまでも無いと思います。
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