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ダウト!
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「龍太は仕事なにしてんの?」
麦茶を注ぎながら尋ねた。
部屋にあがった龍太は、きょろきょろとしている。
「モデルやってるー」
「へっ?モデルって、あの?」
危うく、持ち上げたコップを落としそうになる。
モデルなんてやってんのか、びっくり。
「雑誌の表紙とかやってるよ」
「へー…俺、雑誌読まないから知らなかったよ」
「え?晶雑誌読まないの?」
イケメンがぽかんとしている。
なんでそんな驚いているんだろう。
「晶おしゃれだから雑誌とか読んでると思ってた…」
確かに俺は中学生のときはおしゃれと言われていた。
でも雑誌を読んでいたわけじゃない。
俺の買い物に、隣の家の裕美ちゃんが付いて来てたからだ。
裕美ちゃんは5コ上で、お姉ちゃんのような存在で…俺の初恋。
なぜか裕美ちゃんが俺の服を毎回選んでくれて、母さんも毎回裕美ちゃんに声をかけていた。
中学生までの話だ。
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