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第1話【R-18】
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そして、時は現在に至る。
帳は生徒会室にある会長席に上体を預け、下半身に与えられる快楽に声を漏らす。
「あ、はぁ……せん、せぇ……んッ!」
本来そこは、他者を受け入れる為には使わない器官だ。だというのに、帳のソコはしっかりと男根を咥えこんで、あろう事か喉からはなまめかしい声をあげている。
浅いところまで抜かれたかと思った時には、間髪容れずに奥深くを突かれる感覚に、帳は内腿を小刻みに震わせる事しか出来なかった。
「せん、せ……ッ、はげし、あッ!」
未成年……ましてや自分が顧問をしている生徒会という組織の、会長職を務めている生徒を犯している不破悠人(ふわゆうじん)は、ピクリとも笑わない。
「あッ、ぁんッ! だめ、オレ……あッ!」
帳の訴えに、不破は気付いている。
それでも不破は、帳の反り立った熱に触れようとはしない。
「せん、せんせぇッ! いや、やだ、あっアァッ!」
帳は不破に触れられる事無く、白濁とした液で生徒会室の床を汚す。帳が絶頂時の快感から全身を強張らせた事により、不破の男根も強く締め付けられる。
「……ッ」
それによって、不破も体を小さく震えさせた。帳と違うのは、不破が汚したのは生徒会室の床ではないという点。
「あ、はぁ……せんせ、の……あつい……っ」
体内に不破の熱を否応なしに注がれたというのに、帳は嫌そうな顔をしていない。
「帳、随分と善がるようになったな」
そんな帳に向けて発せられた、不破の冷たい声が生徒会室に響く。
声と同様、不破の冷酷な眼差しは、端正な顔立ちをどこか近寄り難いものにしている。スーツの上に白衣を着た不破の事を、帳は荒い呼吸を吐きながら振り返った。
「はぁ、はぁ……お陰様で……っ」
愛し合った者がする筈の行為を今の今までしていたとは思えない程、二人の目は冷めきっている。
不破と帳が体を重ねたのは、これが初めてではなかった。
二人共、もう正確な回数は覚えていない。
それだけ帳の排泄器官は、不破によって女性器のように扱われてきた。
何度も何度も内側を擦られ、初めは苦痛しか得られなかったその行為も、今では快楽を享受出来るように慣らされている。
帳の体をそう調教したのは、紛れも無く不破だ。
帳は乱れた服を直そうともせず、不破に向き直る。
「片付け、しときますので……仕事に戻って下さって大丈夫です」
いつの間にか身なりを整えていた不破は、何も言わず生徒会室から出て行った。
自分一人だけが残された生徒会室で、帳はふと会長席に視線を投げる。
「……夜船、会長」
前任者である男の名を呟き、人差し指で遠慮がちに机上を撫でた。
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