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5【R-18】
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すると先輩は、また新しい構図が思い付いたのか、呟く。
「うつ伏せ」
呟くや否や、僕の体を無理矢理反転させると、先輩が手際よく足や腕を掴んで体勢を作らせる。
「ま、待って、先輩っ!」
抵抗しようにも、両手が縛り付けれれていて上手く動けない。
「頭、もっとベッドに押し付けろ……そう、それだ」
うつ伏せの体勢になった僕の頭を、先輩が大きな手でベッドに押し付ける。
(何、何? どうしようとしてるの?)
先輩の思い描いている構図が分からない。
僕は何とか、先輩を振り返ろうとした。
すると、先輩の手がまた、僕に触れる。
「もう少し、尻を突き出して欲しい」
先輩が、僕の腰を掴んだ。
「だ、駄目です!」
(そんな体勢、恥ずかしすぎる!)
先輩の思い描いている構図が分かり、僕は慌てて身をよじった。
恐らく、うつ伏せのままお尻だけを突き出している体勢……男同士でヤる時に、女側になる男がよくやっている体勢にしたいんだ。
先輩、つまり男性を好きな僕は少しだけど知識がある。だから、そんな体勢で先輩の前にいるなんて……絶対無理。
「は? オイ、いきなり暴れるな……!」
突然暴れ出した僕に驚いて、先輩の手が腰からズレる。
その瞬間、僕は大きく跳ねた。
「あ……ッ!」
腰を掴んでいた先輩の手が、僕が暴れた事によって滑ってしまい、僕の股間に触れたからだ。
熱を持ってしまったソコは、布越しとはいえ好きな人に触れられて、過敏に反応してしまう。
触れられたという事は、先輩が触れたという事だから……勿論、気付かれる。
「……日達、お前――」
「違いますっ!」
先輩は驚いているのか、僕のソコから手を動かせないでいるようだ。そんな状況なのに、どんどん体が熱くなってくる。
暫く何も出来ずお互いに固まっていると、先に動いたのは先輩だった。
「……日達」
「え、な……や、あっ!」
あろうことか、先輩は手を離すのではなく更に押し付けてくる。
それどころか、僕の熱くなっているところを重点的に撫でてきた。
「はっ、あ……何で、先輩……っ」
「随分と窮屈そうだな」
「なに、言って……やッ!」
いきなり撫でられた事により戸惑っていると、先輩の行為はエスカレートしていく。
ベルトが外され、チャックも下ろされていたズボンを、先輩は簡単に脱がす。
太腿の下まで下ろされると、今度は下着にも手を掛けてくる。
「や……っ! 先輩、何しようとして――」
「辛そうにしてるからな」
「だ、駄目です先輩っ! パンツは下げちゃ、あっ!」
僕の制止を無視して、先輩は下着すらも下ろした。
下着の中に収まっていた僕の熱が、先輩によって露出される。
ソコに、先輩の冷たい指が這う。
「さっきのは演技じゃなくて、本気の顔だったのか」
「あ、ふぁ……っ! 先輩、やめて……っ」
「こんなに悦んでるくせに、何でやめて欲しいんだ?」
「んっ!」
根元から先端までなぞられると、その冷たい指の感覚に背筋がゾクゾクする。
親指と人差し指で先端をつままれ、押しつぶすように圧をかけられると、口から勝手に甘い吐息が漏れ出た。
「あ、あっ……せんぱ、やだ、だめですっ」
「嫌がってるくせに、先端から何か出てきてるぞ?」
「あっ!」
そんなの、好きな人に触られて何も感じるなって方が無理だ。
恥ずかしくて拒絶したい筈なのに、先輩によってジワジワと与えられる快感から、勝手に先走りの液が零れる。
「随分とスケベになったな。それとも、俺が知らなかっただけか?」
「せ、先輩っ、扱いちゃ……だめ、んっ!」
僕のを扱く先輩の手を、冷たいと感じなくなってきた。それは、僕の熱によって先輩の手が温まってしまったんだという事は分かってる。
そう気付くと、更に体が熱くなってきた。
「先輩、せんぱいっ……だめ、僕……っ!」
内腿が震える。頭の中が溶けてしまいそうな程、先輩から与えられる快楽の事しか考えられない。
このまま、先輩の手で……そう思った瞬間、僕の体は大きく跳ねた。
「んっ、あ、あぁッ!」
ベッドの上で両手を拘束されて、大好きな先輩の手によって呆気なく射精させられる。
「凄いな。禁欲でもしてたのか?」
「はぁ、あっ……そんな事、言わないでください……っ」
絶頂による疲労で、息も絶え絶えに答えた僕を先輩がどう思ったのかは分からない。
先輩は僕のソコから手を離す。
(終わった……?)
何て言おう、どんな顔で振り返ろう、僕はそう考えあぐねる。
そんな中、また先輩の手が伸びてきた。
でも、それは前じゃない。
「……ッ!せ、先輩ッ!そこは……ッ!」
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