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【せんうら】未来。
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Senra side
「俺、センラマンのこと好きだわ。」
月ラジ終わりにそう言われた。
坂田と志麻くんは用事で、通話に残っていたのはうらたんとセンラの2人だけだった。
「急になんですか?www
ありがとうございます〜、センラもうらたんこと好き ですよ〜」
なんて返した。
「チッ......俺、明日愛知県行く用事あっからセンラマンの家行ってい?」
なんでセンラ今舌打ちされたんやろ......?
なんて悠長に考えながら「明日暇なんで大丈夫ですよー」と適当に返事をする。
「それじゃまた明日。」
「はいー、お疲れ様でしたー」
なんて今日も社畜と毎週月曜日の作業を終え、眠りにつく。
ピンポーーン
次の日。朝早く起きて部屋の片付けをしているとチャイムが鳴った。
うらたんやろなぁ〜と思いながらも他人だったら嫌なので他人行儀にドアを開ける。
「おはよ、」
「ほい、おはようございますーー。部屋片付けてあるんで中どーぞ?」
と挨拶を交わしうらたんを中へ案内する。
「センラマンの部屋くるの久しぶりかも〜」
と、目をキラキラさせながら部屋を物色する。
「そんな面白いもんないですよ〜?w
んーで。今日はどないしたんですか??」
注意ついでにコーヒーでも入れながら要件を聞く。
「まぁ、ゆっくり話そーぜ?」
「そうですねー、うらたんお昼まででしたっけ?」
「んーにゃ、今日の用事無くなった!キャストさんが風邪ひいて別日に変更だって〜」
「声優さんも大変ですねぇ〜」
「お互い様だろ?営業サラリーマンっ」
普段のことやこれからの活動についてなど話した。
「......っでさ!!......あの、」
「どうしたんですか?」
「き、昨日......センラマンのこと好きって言ったじゃん?」
「ん、言いましたねぇ」
「それは友達として......?メンバーとして......?それとも、恋愛として......??」
「んー、恋愛以外の感情ですかね......」
「そ、そっか......」
そういうとそさくさと家から出ようとする。
「うらたん!待ってください! 」
と、腕を掴む。
「っ!......なんだよっ!」
「違うんです....!!落ち着いて聞いてくれますか......?」
「......ん、、」
そう頷くと素直に椅子に座ってくれる。
「ごめんなさい、言い方が悪かったですね。長くなるかもですが聞いてくれますか......??」
「......だから、なんだよ......」
「センラ、元々志麻くんが好きやったんです......。
でも、やっぱり男同志気持ちが悪いやないですか。
でもそれを構わずセンラは志麻くんに告白してしまったんです......。やっぱり振られるに決まってますよね......そこから怖くなったんです......。
やから、うらたんも......。
っ......でも!今は......真剣に向き合ってくれるうらたんが好きなんですっ!この気持ちに嘘はないです!」
「っ......!」
うらたんは泣いていた。
人に拒否される痛みを知っていたはずなのにセンラは......。
「こんな、、こんなセンラで良ければ......付き合ってくれませんか?うらたん。」
「っ......ばかっ!!
どれだけ、、どれだけ拒否されても......後にも先にも......お前しかいないんだよ......っ!!」
志麻くん。
迷惑かけてごめんなさい、、
でも、たくさんの......
ありがとう。
うらたん。
センラ、ずっと見てたんです。
うらたんがセンラのこと見てくれてたの。
でも、応えられなかった......
ごめんなさい。
これからは2人で......
そして4人で、頑張っていこうね。
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