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【さかうら】メイド服っていいよね
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Urata side
俺......な、なんでこんなカッコ......///
それは今日の浦島坂田船での会議のことだった。
「うらさんっ!」
1匹の大好きな犬が目をキラキラさせながら俺の名前を呼ぶ。
「な、なんだよ......///」
目、キラキラさせやがって......カッコイイくせに可愛いかよ......っ!
「うらさん、今日ひまー?」
「今日?あー、今日は夜なら暇」
「じゃあお泊まり行っていいっ!!?」
これでもかと言うぐらい前のめりになって俺の顔にかっこいい顔を寄せてくる。
「あ、ああ、!てか、顔近すぎ......///」
「?うらさん、照れてるん〜?」
「照れてないっ!!」
などと彼氏の坂田と口論し一段落着いたところで部屋をあとにし、次の用事である仕事場へ向かう。
「ん、ん〜〜〜〜っ!!つっかれたぁああ!!」
と伸びをして家に帰る。
家に着くと夕方5時。
坂田に今帰ったから来ていいぞというLINEを入れ、ソファに座りふぅと一息つく。
そのまま寝てしまったのか起きたらインターホンがバグったようにピポピポピポ......と鳴っている。
「あ!!!坂田っ!!!!」
ダッシュで起き上がり玄関までドタドタと走る。
ガチャとドアを開け
「っごめんっ!!!寝てたっ!!」
「全然ええよ〜っ!うらさんがお昼寝?って珍しくない?」
と、遅れたにもかかわらずにへ〜と可愛らしい笑顔を浮かべ、体調を心配され、坂田による軽い身体検査もされてつくづく優しいなと感じた。
そのまま坂田を家の中に入れ、夕飯うらさんが作ってくれる?と頼まれた。
「別にそれはいいけど......けど......!!
なんで『メイド服』っ!?」
「ん〜?似合ってんで?」
「だからぁっ!なんで!メイド服!なんだよっ!?////」
「ええやろ〜?うらさん寝坊したやん〜」
「う......これ、後ろ空いてて恥ずいんだけど......///」
「そういうやつやからな〜 ♪」
俺がせっせと料理してる中、坂田はずっとにまにまと俺を見ている。
「......そんなに見て楽しい?」
「へ?今にも抱きつきたいけど?」
「なっ......!///作ってるから......い、今はだめっ」
「知っとるわ!ww......後でね?」
会話を交えながら簡単なオムライスを作る。
「はいっ、でーきた!」
「うわぁ......!めちゃめちゃ美味しそう......!!」
「だろ〜!!」
褒められて自慢げになる俺。単純か。
でも褒められて悪い気はしないもんな〜っ!
「うらさ、1つお願いあるんやけど......」
「なんだぁ?」
俺は上機嫌で要件を聞く。
「ケチャップで名前書いてほしいのと......うらさんの全力『萌え萌えキュン』が見たい......!!!」
ペシッッ
思わず頭を秒で叩く。
「いてっ!な、なんでやっ」
「お、おお、お前が馬鹿なこと言うからだろっ!!////」
「馬鹿やないもんっ!」
「と、とにかく俺は絶っ対やらないからなっ!?///」
「えぇ......どうしても......?」
また目をキラキラさせて顔を寄せる。
くそ......この顔だめなんだって......///
「ど、どうしてもっ!///」
そう断ると顔をしょぼんとさせチラチラと俺の方を見る。
あ〜〜〜〜もうっっ!!!
「わーーったよ!!やればいいんだろっ!?///」
俺が痺れを切らしてそう言うと坂田はたいそう嬉しそうにして飛びついて大好きって言ったり。
はぁ......甘すぎだろ、俺。
「で、名前?書けばいいの?」
「んーん、うらさんが僕に思うこと書いて?」
こいつ......!!わかってるくせに......っ!!///
やると言ったのは俺だからやるしかなくて......
小さめのオムライスだったので2文字で伝える。
1文字目は『す』2文字目は『き』......最後にハートなんか書いちゃったりして。
「えへへ......///」
坂田はこれ以上もないぐらい可愛らしい笑顔でほっぺたを抑えて照れる仕草をする。
「んで!次っ!」
坂田は次だ次だと急かす。
「う......も、萌え萌え......きゅんっ!////こ、これでいい......?」
俺は恥ずかしさのあまり少し涙目になりながら坂田を見る。
「うらさ......か、可愛すぎや......っ!!////」
そう言って坂田はぎゅーーーっと力強く俺を抱きしめた。
「わっ!!い、痛いって!!」
「あっ、ごめんなっ!?」
「は、離さなくていいから......や、優しくぎゅって......//」
「......うらさん、それ......誘ってたりする?」
優しく抱きしめながら坂田は耳元で呟く。
「ち、違っ......!///坂田が、ヤりたいなら......す、好きにすれば......?//」
あぁぁぁぁあ恥ずかし!!!!
いつも坂田からだからたまにはって俺から言ってみたけど何これ恥ずかしすぎじゃん!!!!////
「ふふっ......かわい、」
そう何か言い続けるかと思うと首筋に小さく噛み付いてきた。
「ひゃあっ!!」
いきなりのことでいつもより高い女のコのような声が出る。
噛み付く度に熱くなる吐息が耳を掠って、その度に胸がドキドキと高鳴る。
「さ、坂田......!」
「ん?なに?」
「明日、仕事『休み』......言いたいこと、わかる......よね?///」
わざと誘った風に言ったのは相手が坂田だからかな。
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