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「んむ、ううっ、んん!!!」
「おーら、暴れんなよ。元王妃さんよ。」
その言葉に、体が固まる。
この人、記憶を、なくしてない。
「ははっ、その怯えた顔。たまんないねえ。」
「みんながみんな、お前を好いてると思ってたのかよ?」
ドク、ドク、と心臓がうるさくなる。
「あの魔法はな、お前を好意的に思うものがかかるんだよ。まあ一部、仕立て屋の爺さんみたいな例外もいるけどな。」
じゃあ、この人たちは、元々、俺を、よく思っていなかった……?
それで、魔女に、従ってる……?
自らの、意思、で。
「誰にでも優しい、だぁ?善人ぶりやがって。てめえの化けの皮剥いでやる。」
「ひっ、や、やだっ……!」
左右に服を引っ張られ、布がビリビリと裂ける。
「ははっ、痕ついてやがる。このド淫乱。」
エリックから付けられた鬱血痕。
それを見た男が、軽蔑の眼差しを向けてくる。
3人がかりで押さえつけられて、身動きもほとんど取れず、男達にされるがまま。
怖い。
「ほら、俺たちにもご奉仕してくれよ。あの王様にしてるみたいによぉ。」
「やだ……やだ……ごめんなさいっ、ゆるして……ごめんなさいっ……」
「まだ可愛こぶってんのかよ。さっさと本性見せやがれ。」
「ひっ、や、んんー!」
叫ぼうとしたところを、手で塞がれる。
「大人しくしてろよ。叫んだらお前の護衛が来ちまうだろうが。」
「あーあ、元王妃も落ちたもんだな。」
「いいじゃねえかよ。元王妃を好きにできるんだ。」
怖い、怖い、怖い。
伸びてくる手は無数にも感じられて、恐怖が募る。
胸を撫でられ、ペニスを掴まれ、その全てが怖くてたまらない。
「萎えたまんまじゃねえかよ。」
「さっさと勃たせろ、おら!」
「ひっ、ごめんなさっ、ごめんなさいっ……」
恐怖が限界を超えて、涙が溢れる。
どうしよう、どうしようっ。
この涙、どんな効果があるのかわかんない。
こんなに強い恐怖を感じたのは初めてだ。
「っ、なんだこりゃ。氷になりやがった。」
溢れてくる涙は、落ちると氷の結晶に変わっていく。
よかった、この人たちを傷つけるものじゃなかった。
「気にすんなよ。さっさとやっちまおうぜ。」
「っ、や、やだっ、やめてくださいっ……おねがいしますっ……!」
「それでやめると思ってんのか?」
ニヤニヤしながら、男が指をアナルに伸ばしたとき。
「ルナ様っ!!」
「チッ、来たか。」
「っ、でぃら、ん……」
「退け!今すぐ、ルナ様から離れろ!!!」
ディランの大声を聞いて、護衛達が駆けつけてきて男達を捕らえる。
俺は体中が震えて、動けなかった。
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