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「ん……」
ベッドに座ってすぐに、エリックからキスをされる。
右手で頭を撫でてくれて、左手は俺の手を握ってくれる。
啄むようなキスは、だんだん深くなってきて、エリックの舌が、俺の舌を絡めとる。
ぴちゃ、くちゅ、唾液の音がする。
やけに部屋に響いて聞こえた。
「っ、は……ふ、ん……」
エリックからされるキスは大好きだ。
心地よくて、気持ちよくて、ふわふわする。
キスを続けたまま、そっとベッドに倒される。
胸元を撫でられ、腰のラインをなぞった手が太ももにおりて、それから中心を撫であげる。
「んっ……」
「アリエル、声を聞かせてくれ。」
「エリック……でも……はずかしいよ……」
「久しぶりに、アリエルとセックスできるんだ……隅から隅まで愛したい。声も、表情も、反応も、全部堪能したい。」
そう言われては、頷くしかできない。
「ありがとう。」
額に優しくキスされて、心が満たされていく感じがする。
「服、脱がせるな。」
「うん……」
「っ、アリエル、これっ……」
ネグリジェを脱ぐと、下は腰にレースの飾りをつけただけの状態。
下着はつけなかった。
エリックを喜ばせたくて、カイと相談して決めた飾りだ。
「カイに、選んでもらって……可愛い……?」
「すごく、可愛い……」
頭をグッ、と俺の肩口に押し付けて、はぁぁ、と息を吐くエリック。
「びっくりした……不意打ちですごい興奮した……」
そう言ってもらえると嬉しかった。
恥ずかしかったけど、やってよかった。
「ほんとに可愛い……」
チュ、チュ、と腰の辺りにキスされて、ムズムズする。
「んっ、エリック、くすぐったいよ……」
「くすぐったいだけ?」
くびれのところをなめられると、ぞわぞわっ、とする。
「エリック……っ…」
腰がビクビクしてしまう。
エリックに触られてるってだけで期待してしまうのに、エリックはわざと焦らすような触り方をしてくる。
中心には触れず、太ももを撫でるだけで、その間に腰のところにキスしたり、舐めたりしてくる。
時々胸に触れてきて、乳首に触れるか触れないかのところを指が掠める。
声が漏れるほどではなくても、息がだんだん上がってきた。
「っ、エリック……」
「ん?」
「もっと、さわって……」
もどかしい刺激に我慢できなくなって、ついそんなことを口走った。
「っ、ぁ……その、えっと……」
顔がかぁーっと熱くなって、とんでもなく恥ずかしいことをしてしまったと思った。
「……アリエル……お前は本当に可愛い……」
「えっ、わ、エリック……?」
ぎゅっ、と抱きしめられて、エリックの匂いでいっぱいになる。
「あまり性急なのは良くないかと思ったが……アリエルがそう言ってくれるなら、たくさん触らせてくれ。」
「……はしたないって、思わない……?」
「思わないさ。むしろ嬉しいよ。素直に言ってくれて。」
「……ん、そっか……じゃあ、いい……エリックの好きにして……?」
恥ずかしい気持ちより、エリックに触って欲しい気持ちが勝って、そう言う。
エリックはピタッ、と固まった。
そして次の瞬間には、目が変わって、確かな欲を孕んでいた。
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