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守護する者たち 6
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sideタウエレト
私が感じたのはまず戸惑い。
老女に案内され訪れた閨の間に何やら淫靡な気配が漂っている。
老女も気づいたようで怪訝そうにしている。
次は茫然。
私達の気配に気付くこともなく、見たこともない色彩の生き物に咥えさせている!
最後に激昂。
噂の天女に魔羅咥えさせて出しやがった。
流石にこれには老女も顔色を変える。
二人で褥に近づくと平静を装い声をかけた。
「マッピルマからな~にやってんだ~」
天女の様子を見てみると口許に精液を溢して…エロい。めちゃくちゃエロい。
私は口許を拭ってやると、その身体に布を巻きつけ老女に渡した。
所有痕の散った、見ているこちらが恥ずかしくなる白い身体。
こういうものは離しておくに限る。
「嵌って、惚けてるって話、満更嘘でも無さそうだな。」
side老婆
私は鰐のお館様のお家で雑務を任されている老女でございます。
昨日、お館様が小さな奥方様を連れて帰られました。
天女だというその方は本当にお可愛らしくて、何年かお育てしたのちに妻にされるのかと思っていたら、いきなりその夜。
翌日もまだ昼間だというのに嬲っておられて。
私はタウエレト様から奥方様を受け取ると、身体を清める為に用意した部屋へ向かいました。
お酒を造る時に使う桶にぬるま湯を入れてハーブを煮出した湯を足します。
奥方様をそこにお下ろしして顔、髪から優しく清めていきます。
彼方此方に散る鬱血痕には眉をひそめました。
この為奥方様には布を纏って頂く事になりました。
まず幅30cmの長い布を用意します。
下に腰布を着けてから布を肩に掛けて下に垂らしました。
前後の丈をふくらはぎの辺りでそろえます。
左右同じにすると中央で合わせ帯で留めました。
美しく出来上がりました。
これでお客様が大勢みえられても大丈夫でしょう。
少し遅い午餐の卓にセベクとタウエレトの姿があった。
しずしずとやって来たアキラに気付くと二人は席を立って出迎える。
アキラは目を丸くした。
『おっきいひと!』
セベクだって元の世界の基準では信じられない位背が高い。というか全体的に大きい。
そのセベクをはるかに凌駕するタウエレトの巨体。
身長3m+、体重?…
「あの、ハジメマシテ?」
タウエレトはふっと笑うとしゃがんで「はじめまして、天女殿。」
「あの、僕天女じゃありません。僕の名前は真亜都明良。アキラと呼んで下さい。」
「アキラ、タウエレトは河馬獣人なんだよ。」
セベクが説明をする。
「カバさん!」
アキラは不躾な程ジッと見つめた。
ピンクがかったライトグレーの肌、頭頂部にちょこんと生える灰白色の髪、ピンクの瞳、垂れ気味の目…
「ム○ミン‼︎」
アキラは叫んでタウエレトに飛びついた。
膝の上に乗り上がり抱きつく。
「お、おおぉ。」
戸惑いがちにその大きな手で抱き込んだ。
面白くなさそうなセベクが、
「懐いたな。」
「ああ、懐かれたみたいだ。」
こんな可愛い生き物は初めてだ。タウエレトは僅かに頬を染めていた。
「タウって呼んでもいいですか?」
小首を傾げて見上げてくるアキラ。
「いいよ。」
タウエレトはメロメロになった。
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