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守護する者たち 22
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sideセテフ
うとうとと眠っていたようだ。
腕の中の愛し子には変わりはなさそうに見える。
私達は契りを交わした。
これでアキラは名実共に三人の夫の伴侶となった。
そっと頬を撫でてみた。
随分と泣かせてしまったな。
目許はまだ赤いままだ。
ちゅっと口づけしてペロリと嘗める。
愛しい…
sideアキラ
何かに顔を舐められて目が覚めた。
「ん?カトリーヌ?」
突然、痛いほどの力で抱き起こされた。
「誰だ?それは。」
怒りの籠った低い声。
「セ…」
そうだった…
今、僕はセテフと一緒だったんだ。
危うくセベクと言いかけた。
「言え!誰だ⁈」
「家で飼っている猫です。」
「猫?」
多少怒りが収まったようだ。
これで名前を間違えようものなら
…ゾッとする。
「アキラ。これからは私以外の者に嘗めさせてはならぬ。」
そんなこと言ったって…
「はい。」
セテフの唇が降りてきて啄ばむような口づけをされた。
「貴方の事となると余裕を無くす。
自分でもどうかと思うが…
こんな私をアキラは可笑しいと笑うか?」
僕は速攻で首を横に振り否定する。
「あの…」セテフは目を細めて僕の頬を撫でている。
「あの、怒らないで聞いて欲しいのだけど。」
「どうした?」
「あのね、僕発音しにくくって。セテフって…
ニックネームで呼んだら駄目かな?セティとか?」
頬を撫でていた手が止まり、まるで生命活動自体が停止したかのように、石化したのかと…
これは最近何処かで見たのと同じで…
グッと手首を掴まれた。
痣になりそうな力だ。
そしてその目は…燃えている。
…怒らせた…
セベクの場合なら尾が飛んで来るだろう。
セテフは?
噛みつかれるのだろうか?
「ごめんなさい。聞かなかった事に…」
言葉が最後まで紡がれる事はなかった。
唇が合わされ歯列を割って舌が侵入して来る。
貪るように咥内を犯されてアキラは腰が抜けた。
体重を支えられなくなった身体を掻き抱く。
「アキラ。嬉しいよ。アキラが私に名をくれるなんて。」
首筋に肩に胸に口づけの雨が降る。
「どれほど嬉しいか、わかるか?」
「怒ってないの?」
「怒る?まさか。
これほど幸せな気持ちになったのは初めてだよ。アキラ。」
額に口づける。
「それでは私も…
貴方をラーと呼ぼう。
但し…」
次は頬に。
「私が貴方をラーと呼ぶのは二人きりの時だけ。」
今度は唇に。
「でも貴方にはいつでもどこでも私の事をセティと呼んで欲しい。」
僕が頷くとセテフがのし掛かってきた。
剛直が男膣〈なか〉に入ってくる。
突き上げられ、掻き回され、啼かされる。
「セ…ティ…すき…だいすき…」
抽挿が段々激しくなって。
「ラー…愛しているよ。」
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