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ヒトと獣と 25
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後頭部に手を添えられて逃げを打つ事も叶わないアキラに重ねられた唇。
アキラは先程、セテフの理性の最後の砦を破壊した。
勿論アキラにそのようなつもりはなく結果、“ 誘ってしまった。 ” 事に対して戸惑っている状態だった。
しかしセテフはその隙を見逃さない。
完全に箍の外れた彼は、アキラへの深い愛情ゆえに襲いかからないだけで、もうこの淫欲への猛りは収まりようがなかった。
セテフの舌が咥内を弄っていく。
それが、腰の引けたアキラの舌を捉えると絡みつき吸い上げる。
「ん…んんっ… 」
豹変したセテフにたじろぐアキラ。
涙目で見上げると口づけを解いて囁いて来る。
「ラー…愛している、愛しているよ。未来永劫私のすべてはラーのもの。」
今度は啄ばむような口づけをしてアキラを見つめる。
優しい笑顔を浮かべてはいるが、その瞳に宿るのは紛れもなく“ 獣の欲情 ”で。
「僕も…僕もセティが好き。大好き。」
アキラがセテフの手に己のそれを重ねる。
瞬間、絡めとられて強く握られた。
そして…それはいきなり挿入ってきた。
「あ、あん…あぁぁ… 」
その喘ぎに苦痛の色はない。
窄まりを通り抜ける時ですらアキラは感じてしまっていて、ゆっくりと男膣〈なか〉を進んでいく剛直には文字通り“ 狂わされ ”る。
慣らしも何も必要ないほど熟れきった蜜壺は、先日のホルとの交合から始まり昨日のセベク、そして今回のセテフとの種付けで初めて完成された“ 秘孔 ”…
セテフのそのゆっくりとした抽挿も輪をかけた。
種付けた精液と前立腺液が潤滑剤となって、アキラに一切の苦痛を与えずにまぐあえる。
「セティ…セティ…善いよぉ…凄く善い… 」
はらはらと涙を溢しながら熱にうなされたように呟くアキラのその男膣〈なか〉は痙攣のような蠕動でセテフを追い上げる。
もう、激しい抽挿など必要ない。
セテフは知らず知らずのうちに獣の唸り声をあげていた。
「セティ…あ……こんな…の… 」
下肢を突っ張らせてイき狂うアキラの痴態にさらに煽られるセテフだったが痛みと紙一重の力で咥え込まれた剛直にはもうそれほど可動域は残されていなかった。
「こん…なの…はじめて…こわ…いよ… 」
セテフの背に爪が喰い込む。
その瞬間、アキラの喉が“ ひゅぅ ”と鳴り全身が硬直する。
足指がキュッと握り込まれ、手爪はセテフの背肉を抉った。
だが、セテフは痛みを感じていない。
強く痙攣し、蠕動し、締めつける蜜壺に精液を搾り取られている最中だったのだ。
己はほとんど動いていない。
だが絡みつくアキラの蜜壺の“ 美味さ ”にセテフの意識はトバされていた。
本能的に小刻みに揺らめかせた剛直は、喰い締められてアキラの男膣〈なか〉から抜け出る事を許されない。
膣痙攣に近い状態に陥っている蜜壺は
セテフの剛直から再び子種を搾り取ろうとしていて、これは痙攣が解けるまでエンドレスで続く。
そしてアキラはといえば、見開かれた目はその実何も映しておらずやっと過緊張の筋肉が強張りを解いて四肢を弛緩させていた。
だが蜜壺だけは蠕動し続けている。
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