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ヒトと獣と 35
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sideアキラ
僕の身体…一体どうなってしまったのだろう?
そして…これからどうなってしまうのだろう?
怖い…。
僕は男なのに夫がいて…名実共に伴侶として扱われている。
複数の旦那様がいて、そのうちの何人かとは…契りを交わした。
男同士のセックス…
僕は昔から “ そういう対象 ” として見られてきた。
勿論、実際体験したのはセベクが初めてだけど…。
“ きもちいい ”
信じられないくらい気持ちいい。
もっと、もっと欲しくなる…
僕は何処かおかしいのだろうか?
『熱がある。』と言われて休んでいたら、ホルがトートと共に氷を持ってやって来た。
ホル。
僕はホルの事、結構好き。
だからまだ皆がいる時に唇を求められても拒絶しなかったし、二人きりになって自然に抱き合った。
ホルが僕の男膣《なか》に入ってくる。
狭い蕾を押し広げて大きな先端が突き進んでくるときの痛みや苦しさも今はもう快感とひとつになっている。
喘いだ僕をホルは優しくキスしてくれて、そして奥の奥まで突き上げてくれた。
…あぁ…どうにかなっちゃう…
熱が上がったからなのか過ぎた快感ゆえなのか、いつの間にか僕は意識を失っていた。
極たまにうっすら意識が戻ってホルの『愛してる。』と言うのが聞こえたけど、また僕の意識は暗闇の底に堕ちていく。
次に気づいたとき僕を抱いていたのは何故かセティだった。
その心配そうな顔がみるみる情欲に染まっていく。
割り広げられた脚の間に身体を進めて、セティが覆い被さってきた。
セティの質量のあるアレが入ってくる。
善い所を擦られて突き上げられて、
悲鳴に近い嬌声をあげる僕にセティは何故か謝っている。
『ごめんね… 』と。
僕のイイところを知り尽くしているセティは僕の欲しいものをちゃんと与えてくれる。
“ きもちいい ” “ 蕩けちゃう ”
もう、夢うつつなのか何なのかわからなくなってきた。
閉じた瞼の裏にオレンジや黄色の星が飛んで、また意識を失う…。
激しい抽挿に意識が浮上する。
大きな手で僕の腰を掴んで突き込んでいるのは…
“ アビス! ”
ぽたぽたと滴る汗がこの交わりの激しさを物語る。
僕が名を呼ぶとアビスは嬉しそうに笑んで口づけてくれた。
彼が身体を折った事でアレの角度が変わり僕の奥の奥まで侵入してS字結腸の括れを突いてきた。
獣人の旦那様達だけの特権。
ここから先を存分に犯してくれるアビスは少しの痛みを伴う信じられないほどのエクスタシーを与えてくれた。
セベクは僕にとって特別なひと。
初めてのひと。
旦那様。
セベクのアレには鱗が生えている。
その絶妙な擦れ具合に目が覚めた。
どうしてセベクがのし掛かっているの?
僕は軽いパニックになった。
「アキラ… 」
僕が目覚めた事に気づいたセベクが噛みつくような激しい口づけをしてきた。
細めで長い鰐の舌が僕の舌を捉えて、吸いついて離さない。
痛みを感じるほどのそれは多分セベクの想いの強さ…。
僕の身体が壊れてしまうギリギリの強さで抱き締められて抽挿されている。
「セベク… ぼく…」
これは夢なのか現実なのか
「セベク… 」
「アキラ………て…る。」
また、意識が沈んでいく。
「あ〜、ちい姫さん起きた? 」
覚醒した僕を抱いていたのはデンウェン。
目を見開いて固まっている僕から離れると彼は笑った。
「熱は下がったみたいだね。
よかった。
もし状態が悪化していたらあいつら全員殴ってやるとこだったよ? 」
アレ…夢じゃなかった…?
「あ〜、俺はヤってないから。
ちい姫さんの熱を下げるのに抱いていただけ。
皆を呼んでくるね? 」
「…… 」
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