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砂漠の悪魔 15
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アビスの到着が近づいている。
それは、セテフとの別れを意味していて、今日のアキラはいつにも増して不安定だった。
そして、そこにつけ入ろうとする者も出てくる。
今日もセテフは村のはずれ迄出掛けている。
セベクとタウエレトも仕事?に行った。
ホルは安易に中洲には来れない。
アキラは鰐館の中のお気に入りの水辺で、膝を抱え水に足を浸けて座っていた。
「アキラ殿。」
パシャリと水音と共に声をかけられてアキラは我に返る。
「このような処で…… どうなさいました? 」
濃い深緑の髪から水を滴らせて河から上がって来る男。
アペシュ、亀族の長老。
獰猛なカミツキガメを本体とする彼は、他の亀族の者の持つ柔らかな雰囲気は微塵もない。
だが今はアキラを怯えさせないよう細心の注意をもって対応する。
「ここに座ってもよろしいか? 」
いつの間にかすぐ側に迄来ていたアペシュに尋ねられる。
アキラに拒否する理由はない。
「えっと…… アペシュさん? 」
「憶えておいでか⁈ 嬉しい。」
彼自身、滅多に見せない笑顔を浮かべて華奢な肩に腕を回す。
嫌がられればすぐに離すつもりだった。
だが彼の君は……
頤を捉えて唇を近づけても無反応な事に気を良くして、唇を重ねる。
僅かな抵抗は力強い腕に抑えられ、地面に押さえつけられた。
膝から下が水に浸かる。
水中に引き摺り込もうというのか、いやアペシュは覆い被さったままアキラの着衣を寛げ、弄る。
解かずにいた口づけはますます激しくなりおずおずと差し出された舌を蹂躙した。
『可愛い…… 』
日の光が照らす桃色の胸の飾りも、白い肌もアペシュには初めて目にするものだ。
勿論、己と同じ男のモノを口に含んだ事などなかった。
だが腰布から顕れた花芯を思わず愛でたくなって口に含む。
押さえつけなくても大人しくなったアキラはただただ喘ぐのみ。
ぴくぴくと痙攣して逐情したアキラの白蜜を嚥下してアペシュは満足げに笑う。
次の標的は淡く色づく蕾。
可憐で慎ましげなここに自分の男根が収まるとは俄かには信じられない。
だがここに挿入して抽挿したら?
今まで味わったことのない悦楽を感じられる事だろう。
アキラの繊指に己が指を絡め逃げられないようにすると、蕾に舌を這わした。
アキラに逃げるような素振りはない。
反対に、アペシュの舌技に感じいってしまってアペシュの指を握り返してきた。
ぴちゃぴちゃと嘗められて、舌を挿入されて、白蜜を溢すアキラにアペシュはここ何十年もなかった滾りを感じる。
知らぬうちに亀族の、根元が太く先細りになっている尾が現れて、勃起した男根と共にヒクヒクと揺れている。
亀族のそののっぺりした尾はしばしば閨事に使われるが、今のアキラに挿入することはない。
己自身をあの狭い男膣《なか》に突き込んで、子種を注ぎ込み孕ませたい。
キ頭の先端が蕾に当てられる。
「なに、やってんだ‼︎ 」
アペシュの決して小さくない身体が吹っ飛んだ。
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