アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
砂漠の悪魔 35
-
sideアキラ
抱いて運ばれている浮遊感に目を覚ました。
昨夜はデンウェンと一緒だったはず。
だけど、僕を抱いているこの感触は?
「セティ……? 」
「起こしてしまったか?
すまない。」
僕はセティの首に腕を回して、頬におはようの口づけをした。
セティの頬が嬉しそうに緩む。
「どこ行くの? デンウェンは? 」
セティのお返しの口づけが額に落ちてくる。
「デンウェンには少し仕事を頼んだのだよ。
帰って来るまでに支度を済ませてしまおう。
ラーの為に湯殿を用意したんだ。」
薄手の上掛けに包まれて、姫抱きされて運ばれて来たのは “ 湯殿 ”
床を掘って造られた湯船は僕の胸くらいの深さで、ひたひたに湯が張ってある。
湯にはいつもの薬湯が入っているようだ。
そこに、セティに抱かれたまま入浴る。
「ラー……愛してる。」
大好きなセティ……
湯の中で僕らは唇を貪りあった。
セティの舌が僕の咥内を嘗め回し、僕の弱いところを擽る。
上顎から口蓋垂にかけて擽られて、僕は薄く色のついた湯の中で前を硬くしつつあった。
満足そうにセティが唇を離す。
「ああ、ラー……こんなに早く逢えるなんて……どれほど嬉しいか解るか? 」
耳許で囁かれて、夕べの名残りに火が灯る。
「僕もセティに逢いたかった……
セティ……大好き。」
「ラー‼︎ 」
感極まった様子のセティが身体を密着させてくる。
湯船に降ろされ壁面に追い詰められた僕は、セティに覆い被さられて咥内を蹂躙されている。
彼の大きな手が肩と背中を拘束し、僕は動けない。
嫌々をして抵抗しようとしてもセティは許してくれない。
それどころか、臀部を掴まれ持ち上げられて、尻の狭間に “ アレ ”を押しつけられた。
硬く、熱い “ アレ ”
え?
慣らしもしないで突っ込む気?
「セティ……痛いよぉ…… 」
セティがくすりと笑って、そのまま腰を進めてくる。
湯が激しく動く。
一気に挿入ってきたアレが奥の奥に突き当たって、その奥に進もうとしている。
「あ……ああ…… 」
昨夜はあばかれなかったトコロを犯す、セティのアレ。
激しく抽挿するのにあわせて湯飛沫が飛ぶ。
「ふ……あっ……お湯が中に……入っちゃう……よ…… 」
「大丈夫。後で全部掻き出してあげるから。」
セティがいつもの怖い笑みを浮かべて、僕を見下ろしている。
セティはいつになく激しかった。
一度や二度では満足してくれずに、結局時間がないという事で、三回目で許して貰えた。
きっと……心の底では、昨夜デンウェンと一緒だった事を……怒っている。
濡れた髪は半乾きのまま、衣を着付けて貰って今、セティの居間に向かっている。
いつものように縦抱きされて扉をくぐれば聞き慣れた声が。
「随分、遅かったな。」
皮肉たっぷりに見てよこすのは。
「セベク‼︎ 」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
103 / 1203