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悪魔の恋情、死神の慕情 6
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“ 一目惚れ? ”
一体何を言っている?
確かにアキラ殿は男だし、曲がりなりにもターメラだって女だ。
だが……しかし……
アペシュの心の葛藤が読み取れたのだろう、ターメラは大笑いした。
「貴方、“ 一目惚れ ”と言っても恋愛感情ではありません。
あのお可愛らしい方を孫のように可愛がりたいのです。
“ グランマ ”なんて呼ばれたらもう…… 」
妻は恍惚としている。
思いもよらない女心の複雑さにアペシュは唖然とした。
だが、ここ最近元気のなかった妻のはしゃぎように、少し心が動かされてくる。
何のことはない。
妻はアキラ殿を相手にままごとか着せ替え遊びがしたいのだ。
「わかった。
鰐王に申し入れてみる。
我が妻をアキラ殿の教育係に、とな。」
何十年ぶりかに歓声をあげた妻は、心なしか若返り意識は買い物にトんでいる。
「海亀アーケロンのところに使者を遣って真珠を取り寄せましょう。
それから海綿も。
あの方の素肌を磨くのは最高級の品で無くては……
珍しい貝殻なども喜ばれるかもしれないわね。
それから……
私もこんな地味な装いでは嫌われてしまうわね。もっと華やかな衣装を用意して…… 」
アペシュはその部屋からそっと離れた。
もうこれ以上は付き合ってられない。
そして自身も心踊った。
“ もしかしたら自分もアキラ殿を得る機会に恵まれるかもしれない ”と。
アポピスはセベク達が拍子抜けするほどあっさりと、僅か二夜褥を共にして砂漠へと帰って行った。
そして残されたアキラは完全に抱き潰され腰が立たない。
アポピスが早々に引き揚げたのは訳がある。
アキラと過ごす時間を多く取るため、居住を離宮に移そうというのだ。
ひとりの女人(?)が地図の表記を変える。
例のお気に入りの水辺にアビスにべったりと甘えるアキラの姿があった。
膝に乗せられ、口づけて抱き合う。
今朝、顔を合わせたときアビスの機嫌は最悪だった。
割れる直前の風船。
そういった様子のアビスを、アキラは散歩に誘った。
勿論、歩けないので抱いていって貰う。
そしてアキラは……
アビスの腰布に手を忍ばせた。
「アキラ⁈ 」
驚愕し唖然とするアビスの上体を横たえて“ ソコ ”に跨った。
アキラの、下着をつけていない狭谷にアビスのアレが擦りつけられる。
勃起していなくてもずっしりした質感を持つソレは、アキラの意図を察してたちまち形を変えた。
先走りがふたりをしとどに濡らし、アキラの頬は上気している。
唇は喰みあうように合わさり、絡まる舌はお互いの唾液を啜りあった。
腰を浮かしたアキラの蕾が逞しく屹立した剛直に向かって降ろされていく。
アビスのキ頭を僅かに呑み込んだだけで、アキラは涙目でアビスを見つめた。
穏やかに腰を使って挿入るのを助けてやる。
アビスはアキラの事が愛しくて、愛しくて……
日中の人目のあるなかでアキラとの愛の行為に溺れていく。
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