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悪魔の恋情、死神の慕情 7
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アビスの長さのある剛直を根元まで呑み込んで、切なげな声で啼くアキラ。
川縁の木の下で、上体を反り返しながら騎乗位で腰を使う。
アビスの緩々とした突き上げにも助けられて、早々に絶頂へと向かっていた。
すっかりS字に嵌り込んだ剛直が結腸の中の善いところを穿つ。
涙をいっぱい溜めたアキラがアビスを見つめ、口づけた。
少し離れた木の上から、河の中から、護衛達の目のある中でふたりは際限なく繋がっていた。
アキラの嬌声が風に乗って対岸まで聞こえている。
逐情の近いアキラが善がり啼いてアビスに爪を立て、身を震わす。
「あぁ! アビス……アビス……いっちゃうゥ! 」
アペシュが対岸の川縁に姿を現した。
若夫婦の大胆さに呆れを通り越して感心してしまう。
どうやらアキラはイったようだが、今度はアビスが朦朧としているアキラの腰を掴み激しく上下させている。
そのうち、弛緩した身体を横たえて自身が覆い被さった。
開脚され、黒い肩に掛けられた脚が力なく揺れている。
アビスが本格的に抽挿を始め絶頂へ駆け昇っているのが見てとれる。
第二夫の腰つきは呆れるほど貪欲だった。
若いふたりの濃密な時間は場所を移して今だ続いていた。
褥の中で、意識を取り戻したアキラがアビスと抱き合っている。
交わりと交わりの間の小休止のひととき、唇を重ね、お互いの身体に唇を這わす戯れの時間。
若いふたりだからこそ持てるこの時間が、アキラは大好きだった。
子供っぽいアビスは言葉を尽くして説明しないと理解してくれない。
“ ……どれほど好きか。
決して蔑ろにしていないという事を。”
「今夜は……
いや、このまま俺の所に来いよ⁈
な、アキラ? 」
頸に舌を這わせて来るアビスは……
まだ、拗ねている。
自分自身もかなり子どもっぽいと思うが、この年下の良人はそれに輪をかける。
時には行き過ぎてアキラ自身を傷つけてしまうほどに……
でもそんなアビスの事を愛してる……
「うん……。」
「ああん……あ……あ……
アビ……アビス…… 」
アビスの緩急をつけた抽挿に、深いところを抉られて乱れ、善がる。
朝餉の後の散歩から始まった愛の時間はいつ果てることなく続いている。
お互いにもう何度絶頂に達したか、アビスはともかくアキラは連日連夜搾り取られている。
限界は近い。
ふたりの淫靡な戯は早々に館の者たちに知られる事となり、出先で聞いた鰐王が苦笑するほどだった。
老女が主にアキラの為に飲み物や軽食を運ぶ。
そしてそれを、口移しで与えるアビスの様子を、後で聞き及んだ侍女たちは皆顔を赤らめたという。
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