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悪魔の恋情、死神の慕情 25
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「ネフェル……テム。
こんなこと、しちゃ……ダメだよ…… 」
少年がうっそりと笑う。
「もう遅いよ…… 女神さま……。」
身体を伸ばしてアキラの耳を食んだ。
繋がったままの場所からはネフェルテムが迸らせた白濁、今だ分泌され続けている先走りの液、そしてアキラの愛液が混ざり合って、えも言われぬ淫靡な音が生み出されている。
ネフェルテムはアキラをしっかりと抱きしめ、その口腔を犯しながら抽挿していた。
ふたりの身体は重なりあって完全に密着している。
その状態に……アキラはうっとりと溺れていた。
コブラのヘミペニスはその形態を変化させる……。
持ち主本人の意思とは関係なく、ヘミペニスが蠢いてアキラを嬲っていく。
片方のヘミペニスが細く、長く伸びてアキラの男膣《なか》の奥の奥まで侵入していく。
動きの鈍くなった身体だがその分感覚は研ぎ澄まされ、今まで何者も辿り着けなかった処女地を犯す異形にその不自由な身体が反応した。
“ 恐怖 ”という本能が身体を震わす。
ガタガタと痙攣するアキラの腰を掴んでネフェルテムは上体を起こした。
「女神さま……お慕いしています。」
もう一方のヘミペニスが蠢動する。
鈴口がまるで口のようにパクパクして、おもむろに前立腺に喰いついた。
恐怖にすくんでいた身体に前立腺への刺激による衝撃が走り、色ののらない “ 潮 ”を噴く。
「ああぁーーっ…… 」
「女神さま、女神さま……女神さまっ! 」
くちゅくちゅと、淫らな水音を響かせながらネフェルテムの腰は止まる事を知らない。
うっとりとした表情を浮かべて、弛緩した腕を投げ出しネフェルテムの想いのままに貪られているアキラ。
その蜜壺は蠕動し、締めあげてネフェルテムを離そうとしない。
「ネフェ……気持ち……いい…… 」
まるで媚薬にでも侵されたように、虚ろな目で言葉を紡ぐアキラの、鈍い動きの四肢がネフェルテムに絡みつく。
背に回された手は何度も滑り落ちながら、腰を引き寄せようとする太腿は、さらに結合を深くする。
夫達のような激しい抽挿では無いが、ヘミペニスの絶妙の擦れ具合にアキラは夢見心地になっていった。
「……ネフェルテム……善いよぉ…… 」
「女神さま……僕も…… 」
「……で、そろそろ到着が遅れた理由をお聞かせ願おうか? 」
今、アキラの寝室に向かっているのはこの館の主であるセテフと、一切の責任者である鰐王セベク。
二人は今しがたまで、緊急に呼び出された者たち……アキラの夫君達と会談を開いていた。
当事者は二人。
アキラをオアシスに連れて行ったデンウェンと、その地で合流したアペデマク。
ただ、彼らはこの二人を責めているわけでは無い。
アキラと鬣犬獣族との遭遇は考えに及ばなかったわけではないのだ。
最悪のケースは周りの誰もが気づかないうちに、鬣犬がアキラに忍び寄り何の痕跡も残さず連れ去ってしまう事。
……少なくとも今回はこのように守護出来る。
会談では各自の役割を綿密に決め、そのように動き出そうとしていた。
例えば、ヴァジェトとネクべトが身の回りの世話兼護衛に着く、と言ったように。
「蠍王……ヘデデトがアキラに正式な謁見を申し込んで来た。」
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