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悪魔の恋情、死神の慕情 41
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アキラの、耳朶から頤にかけての繊細なラインを柔らかなタッチで愛撫していた手が止まり、華奢な顎をそっと掴んできた。
擽られて、気持ちよさのあまり目を瞑っていたアキラの瞼が開く。
ヘデデトの、セベクらとは比べものにならないが、それでも大きな掌がアキラの下顎を覆っていて、もう一方の手は頭の後ろに廻されている。
知らず知らずの間に薄く開いた唇にヘデデトの指が触れて……
桃色の舌がヘデデトの指を捉えてペロリと舐める。
ピクリと震えたヘデデトの指を、そのまま咥内に取り込み甘噛みする。
「アキラ…… 」
こんなたわいもない戯れも、ヘデデトにははじめての経験であって……その悦びは計り知れない。
「はしたないって呆れないでね? 」
『なにを……? 』と聞き返す前に繊手が腰布をくぐっていった。
柔らかな指の腹が肉感を伴った交接管に触れる……
それは瞬時に嵩を増して硬くなる。
何が起きているか理解出来ない状態で固まるヘデデトの股座に顔を寄せたアキラは、おもむろに……舐めた。
舐めた……舐めた……舐めた……。
ペロリと鈴口を舐めた舌が二度、三度と鈴口の周りを行き来する。
かろうじてキ頭を口に含んだアキラの、その上目遣いの目をみたヘデデトは……漸く我に返った。
「アキラ……なんてことを……あぁ…… 」
拙い口淫でも、それを行っているのがアキラだというだけでヘデデトの陽根は滾った。
……収まりきらなくなったキ頭を、再び舐めるだけにして “ 奉仕 ”するアキラを愛おしく思う。
このまま押し倒して突き込んでしまいたい欲望が頭をもたげてくるが、そんな事をすれば傷つけてしまう。
「アキラも、一緒に…… 」
一度、陽根から離れさせて身を入れ替えた。
アキラの太腿を掴み、股座に顔をうずめて押さえつけた。
「あ、あ……ん…… 」
軽く息を吹きかけるだけで身を捩るアキラ。
ふたりの身長差は他の夫達と比べると無いに等しい。
故に、このような遊戯も行なう事が出来る……
ヘデデトがまず驚いたのはアキラの下腹が無毛であったこと。
そういえば腋の下や腕や脛にも生えていない。
これは生来のものなのだろうか?
そしてアキラの花芯が今だ幼姿であること。
それは、アキラは男としてはまだ性的に成長していないということを意味する。
……アキラは雄に愛でられるだけの存在なのだ。
ヘデデトは “ ふっ ”と笑った。
いきなり花芯を……一気に口に含んでしまう。
「あぁ……ヘデデトぉ…… 」
性感帯を直接刺激された快感をやり過ごして、アキラもヘデデトの陽根に手を伸ばす。
ピチャピチャ、クチュクチュ……
淫らな水音を響かせて、ふたりはお互いの快感を高める為に夢中になる。
やはり先に音をあげたのはアキラだった。
ヘデデトの舌が蕾を捉えた瞬間、腰から脳髄に一気に電流が駆け上がった。
……もうヘデデトの陽根に意識が向かない。
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