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悪魔の恋情、死神の慕情 45
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どちらからともなく、差し伸べられて絡まる指と指。
四阿まであと少しという橋の上で、待ちきれないとばかりに、ふたりは唇を重ね合った。
昼下がりの陽の下で、アキラの腕はヘデデトの首に、ヘデデトの手はアキラの後頭部と腰に回されて、お互いを貪りあっている。
ふいにアキラから、その下半身を押し付けられて、アキラの花芯が欲望に高まっているのを感じて……
ヘデデトの理性は弾け飛んだ。
アキラの身体が四阿の柱に押しつけられる。
後ろ向きのまま、早急に衣が捲り上げられ下履きの腰布が引き千切られた。
胸を柱につけたまま、細腰を掴んで股間を密着させてくる。
……数時間前まで繋がっていたとはいえ、一切の愛撫も無しでヘデデトはアキラの後ろから陽根をねじ込んできた。
「ああぁーーーっ! 」
喜色の入り混じった悲鳴が響く。
それはアビスの悋気の炎を、さらに燃え上がらせるに足るものだった。
ガクガクと揺さぶられ、蔦の巻いた柱の外側に掴まって、爪を立てて喘ぐアキラ。
押しつけられた頬が、胸が痛みを訴えているだろうに、恍惚とした表情を浮かべている。
視力のよいアビスの、ちょうど今居る場所からはふたりが繋がっている所が……出入りしているヘデデトの陽根までが丸見えになる。
突き込まれて感じ入っているアキラの、露わになった常には白い上半身の背中のラインとぷるんとした尻が桃色に染まって……淫靡で美しい。
“ あんなアキラを……自分は知らない…… ”
嫌々をしながら嬌声をあげ続ける顔が一瞬仰け反って、長い睫毛を濡らす涙が光った。
と、同時にヘデデトが身体を捻じってアキラの、半開きになった口にも襲いかかる。
暫く咥内を蹂躙していた唇を離して、いきなりアキラの腕を後ろ手に引っ張って上体を起こさせた。
腕を引いたまま、激しい抽挿が始まる。
身を起こした事で結合が深まり、悲鳴にしか聞こえない嬌声があたりに響き渡る。
「やぁーーっ!やめて!やめて…… !
あ……あ、善……い。」
あまりの快楽に、立って居られなくなったアキラが蹲ると同時に、繋がりがほどけないように覆い被さるヘデデトの強靭な抽挿にアキラは善がり狂う。
「ヘデデト……ヘデデトぉ……
気持ちいい……きもちいい……よぉ……
あ、あ……もっと……もっと……
ヘデデト……愛してる。」
アビスの胸がキュウ……と痛む。
左の胸のあたりを掴んだ、次の瞬間。
背中に背負ったナイフの柄に手を掛ける。
鞘から引き抜こうと腕を動かした一瞬の後、力強い手が腕を掴んだ。
全身、黒ずくめの男がアビスの目を見てかぶりを振った。
力の抜けた手が柄から離れ、同時に男の手もアビスから離れた。
「貴殿は、叔父上の “ 影 ”? 」
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