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彷徨うもの 82
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自身の放った白蜜で口許を濡らし、そのことにも気づかず喘ぐアキラを、血走った目で見入る鬣犬たち。
アキラとデンウェンの交わりは続く。
アポピスの緋色の舌が伸びてきて、アキラの口許を拭う。
美味そうに白蜜を啜るさまは久しく見せない本性を垣間見せる。
……己の雌として、アキラに寄せる執着はセテフとさほど変わりない。
ただ感情を表にあらわさない……怜悧な仮面の下にひた隠しているだけであって……
蛇族の執念深さはアキラをも縛り、捉えて離さない。
「Precious……愛しいひと……」
「アキラは俺の【雌】だ。
蛇竜の血を次代に繋ぐことのできる、たったひとりの【雌】!」
噛みしめるように呟いたデンウェンのさまは……目は吊り上がり瘴気すら漂わせて恐怖をも感じる。
遣り取りの間、緩和されていた律動はふたたび激しさを増し、結合部からは白い飛沫が飛び散った。
「デン……ウェ……ぼく……もう……」
“ しんじゃう…… ”
そう、やっとのこと言葉を紡いだアキラにますます獣欲を滾らしたデンウェンは真剣に子作りを考えてしまう……
“ 卵を産み付けるとしたらどのあたりだ?なるべく奥の奥、曲がっている角のあたりか? “
括れのさらに奥、かなりの長さが無いと到達し得ない処女地に想いを馳せる。
アキラの腹がぽっこりと膨らむほど突き込んで胎内に射精すさまを。
「デン……ウェン……きもち、いい……よぉ」
もう、多分自分が何を口走っているのかわかっていないのだろう。
拡げられた脚が無意識にデンウェンの身体に絡みつこうとする。
漸く片脚がデンウェンの臀部に掛かり、さらに身体を押しつけて密着を深めようとするが上手くいかない。
もそもそと動くアキラの意識下での意図を察してデンウェンは膝頭に手を掛けた。
どこまで深く繋がれるか……
デンウェンは対面で一番深く挿入出来る体位をとった。
小さな身体がまるで曲芸のようにふたつに折られていく。
そのまま肩に脚が付くほど折り曲げられ、上を向いた蜜口に巨魔羅が挿し戻されていく。
「デンウェン……すご……い……」
苦しそうにくぐもった声で喘ぐアキラに、デンウェンの巨魔羅は一段と大きくなった。
「ちい姫……善いか?
おまえが望むなら……もっと善くしてやる……
セベクのように鱗を生やそうか?
それともアポピスのようにヘミペニスにした方がいいか?
奥の奥に、俺の証を残そうか?」
軽く腰を使って前後に行き来させながら、ようやく括れまで到達し、そこを一気にくぐり抜ける。
アキラの声にならない悲鳴とともに、バタバタと膝下がうち振られるが、真上からのし掛かるようにして繋がっているデンウェンに自由を奪われて為す術もない。
……そのままデンウェンは……
勢いをつけて根元まで収めきり、なおかつ力一杯押しつけて……逐情した。
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