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彷徨うもの 85
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「あまり見ていて気分の良いものではないな」
露骨に嫌そうな顔をしたヘデデトが吐き捨てるように言う。
他のものたちと違ってアキラが他者に抱かれる場に居ることのないヘデデトはこういうプレイには免疫が無い。
「いいかげん彼奴を引き離せ。
我は……殺したくなる」
常より淫らなさまで雄を誘う己の愛しいひとを、この腕に閉じ込めて思う存分愛し合いたい……
あまりにも荒淫ゆえ、今宵は抱かぬと決めた心がぐらつく。
「左様ですな。
そろそろもうお一方に代わっていただきましょう」
クヌムがナイアーの元に向かい、何か一言二言声をかけてアキラの身体から引き剥がした。
そそり立ったままの魔羅に手を添えさせて扱かせる。
虚ろな目をしたナイアーの口元からは涎が糸をひいて滴り落ちていて、両手で一心不乱に扱いている魔羅からは時折、白濁が噴き出している。
……ナイアーは白日夢のなかにその身をおいて……今だアキラを貪っている最中にある……
クヌムが用意した媚薬……
その原料の中にはアキラの世界でいう【マタタビ】も含まれていて、あまり知られていない事だが鬣犬というのは、ネコ亜目ハイエナ科に属するジャコウネコに最も近い種であって……
結論からいうと、ナウアーと長毛の鬣犬の二人は完全にトんでしまっている。
夢と現実の狭間のうつつの世界……
お互いの存在も周りの夫たちの存在も感じることなく、只々【肉欲】という名の本能の中に漂っていた。
長毛の鬣犬には、個人差なのか単純に摂取した量なのか。
ナウアーにくらべるといくらか意識を残しているようだ。
……媚薬が効いてグズグズになったアキラに近づいた彼は、いきなり繋がることはせずにその舌で全身を味わい尽くした。
最初、おずおずとアキラの頬を舐めると、喘ぐ唇を舐め、頤を、首筋を、うなじを舐めた。
太く長い舌は鎖骨から上半身を焦らすかのように舐め回し、乳輪と乳首は甘噛みと共に存分に愛でられた。
敏感になったアキラは嬌声をあげる。
散々焦らされて乳首や臍を嬲られたのち、その舌がアキラの身体の中心にやってきたとき……期待のあまり透明の先走りをタラタラと溢してしまう。
獣の被毛の生えた大きな手がアキラの足首を掴んだ。
片足だけを引っ張って己の顔の近くにまで引き寄せた身体の中心に下を這わせる。
花芯も、双球も、蕾も。
一切合切、舌で絡め取るように舐め啜って……長毛の彼は歓喜のあまり涙すらした。
「ああ……ああ……あぁーーっ!!」
アキラの艶やかな悲鳴が響き渡る。
奥から溢れ出る白濁を潤滑として、ずぶずぶと獣魔羅が呑み込まれていく。
ローズピンクに染まったそこは、ピクピクと蠢き自ら魔羅を喰らって歓喜している。
「アァ……もっと奥まで……全部、ちょうだい……」
アキラの懇願の通り、括れを通り越して一気にすべてを突き込んだ。
「強く……強く……つ……いて……」
細腰を掴み直した指が柔らかな肌に食い込む。
一度、完全に抜き出してしまった魔羅が勢いをつけて蕾を犯し、そのまま鬣犬の巨大なふぐりが尻の狭間に叩きつけられるまで突き込まれた。
「アアーー、アアァーーっ、アーーーっ!」
アキラの恍惚の叫びに皆が煽られる。
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