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――俺はもしかしたら今、最後までされてるのかもしれない。
今までに感じたことのない、初めての感覚。
お互いに向き合うように座って、有坂と俺のモノがぴたりとくっ付いている。
その上から包み込むように大きな有坂の手が俺たちのモノを荒々しく扱く。
「…っあ、有坂っ…これダメ…ッ」
堪らずそう言ったら、酷く熱い視線に目を覗き込まれる。
すぐ目の前で苦しげに眉を寄せた表情に、ゾクリと背筋が痺れてしまう。
有坂も今俺と同じように気持ちいいのかと思ったら、一気に煽られて快感が昇り詰める。
「――やっ、あっ、も…イク…ッ」
ビクリと身体を震わせる。
だけどその度にもう片方の手に根元を締め付けられて、うまくイクことが出来ない。
「ん…ッ、はっ、も…有坂ぁ」
「いい子だからもう少し我慢してくれ」
「あっ、あっ、やだぁ、もうイきたい…ッ」
「お前は本当に可愛いな。乱れる姿も美しい」
そう言って有坂は俺にキスをするが、褒めてる場合じゃねーんだよ。
こっちはもうイキたくて切羽詰まっていて、必死に有坂の手を外そうとする。
が、その手を上から取られて、一緒に扱くことを強要させられる。
見るからにドクドクと昂っているソレに手を導かれて、ビクリとして手を引いてしまう。
「抵抗があるか?」
「…っあ、いや…えっと――」
正直身体どころか頭もいっぱいいっぱいで、有坂の行動に慌ててしまう。
抵抗があるとかないとか以前に、俺はこういうのに全然慣れてないんだ。
有坂の行動の一つ一つにいちいち戸惑ってしまう。
それに有坂のモノは苦しげに血管が浮き立っていて、なんかちょっと怖い。
「上手に出来たらイかせてやる」
だけどそう言われて、熱を出したくて堪らない頭が蕩けていく。
ドキドキと心臓を高鳴らせながら恐る恐る触れると、有坂が小さく息を詰めた。
そろりと撫でるように触っていたが、有坂の手が俺の手の上に被さってくる。
強制的に握らされると、どっしりとした熱を手に感じた。
なんだか恥ずかしくて、俯いて視線を逸らしてしまう。
「結城、顔を上げてくれ。顔が見たい」
「い、今無理…ッ」
「恥ずかしいか?耳まで赤くなっている」
「ほ、報告すんなっ」
有坂の手が俺の手を包み込んだまま、その動きを速めていく。
俺のも一緒にまとめて扱かれて、再び射精感が込み上げてくる。
「あ…ッ、も…無理、無理…ッ」
「気持ちいいか?」
「や…っ、あっ、あぅ…気持ちい、気持ちいいから早く――」
人生でこんなに我慢したことなんてない。
必死に有坂に早くと訴えたら、噛みつくようにキスをされた。
音を立てて舌を吸われて、頭の先までビリビリと痺れるような快感が突き抜けていく。
執拗に舌をなぶられながら、じゅっ、じゅと淫らな水音を立てて扱かれる。
まだ根元は解放してもらえず、凄まじい快感だけが行き場なく溢れ出していく。
強すぎる快感はもう苦しくて、イヤイヤと頭を振って解放を求める。
「…っ結城、結城」
切羽詰まったように俺の名前を呼んで、有坂が手の動きをさらに速めていく。
完全に有坂が俺に欲情しきっていることを知ったら、もう耐えきれず意識が白んだ。
フッと意識が浮いて目が遠くを見つめた瞬間、締め付けていた根元が解放される。
ようやく訪れた凄まじい解放感に、火花が散るように目の前がチカチカした。
「――ひぁッ…っあ、ああっ」
勢いよく噴き出した熱い液体が、パタパタと有坂の身体を汚す。
強烈すぎる快感にビクビクと背筋が震えてしまう。
我慢しまくっていたせいか絶頂感はしばらくの間続いたが、やがてぐったりと有坂に身体を預ける。
結局先にイッてしまったが、構わず有坂は俺の手を包み込んだまま自分のモノを扱く。
浅く呼吸をした後、程なくして包み込んでいた俺の手の中にドクドクとした熱い感触が広がった。
お互いに荒く肩で呼吸をする。
有坂は俺の身体を抱きしめて、優しく髪の毛にキスを落とす。
タイミングは合わなかったけど、でもちゃんと二人でイけた事に堪らない満足感と幸福感が訪れる。
ようやく有坂と最後まで出来たんだ。
そっとベッドに身体を押し倒されると、すぐに気怠い感覚が襲ってくる。
「まだ寝ないでくれ」
言葉と共に有坂の甘ったるいキスが落ちてきたが、優しくされると余計に意識がまどろんでしまう。
俺も有坂にもっと可愛がってもらいたい。
甘い雰囲気の中で最後まで出来たことの幸せをたくさん分かち合いたいところだけど、もう無理だ。
めちゃくちゃ眠い。
優しくキスをした後なぜか有坂が俺をうつぶせにしたのが分かったが、どうしようもない気怠さにそのまま目を閉じる。
意識が暗転して、そのままウトウトと眠りに落ちていく。
――が。
「ひぁ…ッ!?」
突如、後穴に感じる覚えのない感触に意識が覚醒する。
あり得ない場所に指を押しあてられて、その指先がズッと中に入り込んできた。
思わず目を見開いて振り返る。
「…っな、何して――」
「随分狭いな。解すのに時間がかかりそうだ」
有坂は淡々とそう言って、俺の中にさらに指を押し進めていく。
一体何が始まっているのか分からない。
そこは出すことはあっても入れることなんて絶対にない場所で、身体が異物感に悲鳴を上げている。
「…っや、あ…っ。そ、そこは違…ッ」
「何を言っている。ちゃんと解さないと最後まで出来ないだろう」
「――えっ!?」
最後まではたった今しただろ。
まさかの有坂の言葉に驚いたが、そんなことよりさっき出したハズなのにすっかりビキビキに形を取り戻している有坂のソレの方に驚く。
体力無限大かよ。
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