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「...っはぁ。も…無理」
めちゃくちゃねちっこくて長いキスをされて、頭がくらくらする。
酸欠で意識がふわふわだ。
有坂の胸を押したが、無理だって言ってるのに後頭部を掴まれてより舌が深く入り込んでくる。
いつも思うけど有坂ってキス絶対大好きだろ。
そりゃ俺も嫌いじゃないけど、でもこういう雰囲気になった時はガチでずっとされてる気がする。
敏感なところをひたすらに吸われ続けたり、舌先で何度も上顎をくすぐられると堪らない。
唇が離れる時はいつもジンと痺れるほどで、気持ちいいけどやっぱりちょっとしつこい。
しばらくして離された時はすっかり身体に熱が昇り切っていて、ベッドの上でクタリとしてしまう。
「…っすまない。テストも近いし、早く結城を送らなくてはいけないな」
「――えっ」
こんな状況で俺を投げ出すのか。
すっかり出来上がってしまった身体は、もう有坂を求めるように熱を持ってしまっている。
「…あ、有坂。まだ帰りたくない」
「だがこのままではお互いによくない。今は大事な時期だし、さすがにこれ以上は勉学に支障が――」
有坂の言葉が止まる。
同時に俺は過去最高に顔が熱くなるのを感じた。
有坂には何度かされた事があったけど、自分からするのはこんなに恥ずかしいことなのか。
それでも熱を持った身体は止まらず、主張するソレを有坂の腰へ押し付けてしまう。
「…あ、有坂。苦しい」
なけなしの勇気を振り絞ってぽつりと呟いたら、有坂の目の色が変わる。
がばりと再び噛みつかれるようなキスをされた。
いつもだったらダメな事はダメだと言われるのに、たぶん有坂も余裕がないんだろう。
濃厚なキスをしながら、有坂の手がすぐに下半身へ伸びる。
ズボンの上からガチガチになったソレを撫でられると、ビクリと身体が震えてしまう。
「ああ、本当に苦しそうだ。随分興奮しているな」
「だ…だってこんなチューされたら当たり前だろ…ッ」
改めて言われると余計に恥ずかしくなる。
もう恥ずかし死にさせられそうだ。
しかも散々キスされまくったせいで身体はすっかり熱を持っていて、触れられただけで正直やばい。
最近全然してなかったのもあって、余計にやばい。
だけど有坂は緩く刺激をするだけで、なかなか直接的な刺激を与えてくれない。
太腿や付け根を服の上から撫でるだけで、一番欲しい場所には触れてくれない。
もどかしい感覚に腰を揺らすと、黒い瞳が挑発的に色を変える。
「触れて欲しいか?」
「あ…っ、い、意地悪すんな…ッ」
無表情だけどこれは分かる。
絶対に今有坂は俺の反応を見て楽しんでいる。
「修学旅行の夜に結城には散々煽られたからな。少しは俺の気持ちが分かったか?」
「な、なんだよそれ…」
「全く無自覚というのは本当に恐ろしい」
有坂はそう言うと俺から離れて上体を起こす。
どうやら何か根に持っているらしいが、全く身に覚えがない。
それから俺のベルトに手を掛けると、ずるりとズボンを引き下げた。
「…っわ」
そのまま有坂の顔が落ちて、下着の上からそこにキスされる。
すっかり勃ちあがっているそこはじわりと色濃く染みが広がっていて、ぶわっと羞恥心が跳ねあがる。
「あ、有坂、待って。き、今日は汗かいたし…っ」
「そうか。なら余計に都合がいい」
おいなんだその爆弾発言は。
有坂がむっつりだったことを改めて実感しつつも、薄い唇が何度もそこに押し付けられる。
ビクビクしながら見守ってしまったが、ほどなくして下着をずらされる。
剥き出しになったそれが外気に触れると、そのままぺろりと先端を舐められた。
「――ッあ…も、出る…っ」
ブルっと背筋が痺れて、一瞬で射精感が込み上げる。
やばい、もうイキそうだ。
久しぶりすぎて、全然持たない。
いや元から持った試しはないけど。
「少しは堪えてくれ。まだ何もしていない」
「い、今舐めただろっ」
「今のは舐めた内には入らない。せっかくなのだからもう少し可愛がらせてくれ」
「――っふぁッ」
謎のノーカン宣言をしながら、有坂は俺の自身の根元をしっかりと握り込む。
そのままパクリと咥え込まれた。
熱く濡れた口内の感覚に堪らない快感が頭の先まで突き抜けていく。
再び射精感が込み上げたが、有坂が根元を抑えているせいでイく事が出来ない。
「あッ、あぅ…ッ、は…やだぁ」
じゅっ、じゅっと吸い上げる音が室内に響く。
根元をしっかりと押さえられたまま丹念に竿を舐められて、凄まじい快感にいやいやと首を振る。
熱い舌が確かめるように形をなぞり、かと思えば奥深くまで咥え込まれて上下に扱かれる。
有坂の頭を抑えて必死に止めようとしても、狙ったように先端に舌を這わせられると腰がぶるぶると震えてしまう。
最初こそ有坂も俺の反応を見て楽しむような素振りを見せていたが、いつの間にかギラギラとした目に変わっていく。
一度唇が離れると、根元を押さえつけられているはずのそれからトプリと透明な液体が滴り落ちた。
「…っん、はぁ…あッ」
「ああ…すごいな。後ろまでドロドロに濡れている」
「あっ、ち、ちが…っ」
不意にもう片方の手が尻の割れ目をなぞる。
慌てて否定したが、有坂は食い入るようにそこを凝視しながらゴクリと息を飲みこんだ。
「何が違う。こんなに濡らしていては俺のを欲しがっているようにしか見えない」
「…っあ、あっ、やぁ…ッ」
「テストがあると何度も言っているだろう。なぜこんなに人を煽るような真似をする」
「――っぁあッ」
どこか説教するような口調で言いながら、遠慮なくつぷりと指を突き入れられた。
突然の異物感に身体が跳ねたが、ちょっと待て。
テストに関して俺は一度しか聞いてないぞ。絶対何度も言ってなかったぞ。
珍しく有坂に余裕が見られなくて、焦ったように乱暴な手つきで中を解される。
一本だった指がすぐに増やされて、狭いそこを熱くてゴツゴツした指が探るように動く。
「熱いな。指が蕩けてしまいそうだ」
「っあ、やぁ、も、動かさな…ッ」
「…お前は本当に無理ばかりを言う」
「あっ、あ…っ、ぁあッ」
言葉と同時に中のしこりを指の腹で擦られた。
電流のような快感が突き抜けて、ビクンと大きく背筋が撓る。
凄まじい快感に足の指先にまで力が入ったが、有坂がいまだに自身の根元を締め付けているせいでイくことが出来ない。
「っあ、やぁ…ッ、有坂ぁ、手、放してっ」
「…っそんな男の神経を逆撫でするような甘い声ばかりあげて。お前はどこまで俺の心を惑わせれば気が済む。どこまで俺を骨抜きにさせるつもりだ」
「だ、だからぁ、手ぇ…っ」
怒ってるみたいに責められながら、ぐりぐりと内部のしこりを指で押し潰される。
まるでずっと堪えてきた感情が一気に剥き出しになったような、酷く情欲に濡れた瞳を向けられる。
瞬きすら忘れたような鋭い視線で見つめられて、耐えきれず頭が白んだ。
「ッあ、あっ、あ――…ッ」
押さえつけられているはずのそこから、じわりと透明な液体が零れ出る。
瞬く間にそれは染みを広げ、有坂のベッドを濡らした。
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