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きっと有坂は、俺を信用してない。
だから俺が有坂のために何かしようとしても、いちいち驚くし無理をしているんじゃないかって心配をする。
俺が今までたくさん間違ったことをしてきたから、きっとそうなってしまうのは仕方ないんだ。
ちょっと考えたけど、グイと有坂の手を横に退ける。
また何か言われる前に、思い切ってぱくりとソレを口に含んだ。
「――っ結城」
有坂が慌てたように俺を呼んだけど、これくらい俺にだって出来る。
大切に守られてばっかじゃ、きっとダメなんだ。
口いっぱいに頬張ったら、口内に苦い味が広がる。
そしてなんか余計にデカくなった。
生き物みたいにビクビクしてて、それからめちゃくちゃ熱い。
「…っふ、は、おっひ…」
苦しくて、たまらず目に涙が滲む。
一度口を離したら、コホコホと咳き込んでしまう。
「大丈夫か。もういい。無理をするな」
「む、無理なんかしてない」
こんなんじゃまだ全然だめだ。
もっと有坂に喜んで貰いたい。
もう一度向き合って、今度はぺろりと先端に舌を這わせてみる。
形をなぞるように舌を動かすと、有坂が熱く息を吐き出したのが分かった。
めげずにペロペロと舐めていると、大きな手のひらが落ちてきて優しく髪を撫でられる。
「…っは、有坂、気持ちいい?」
「ああ。お前が奉仕してくれているだけで堪らない」
「…そっか」
なんだろう、この気持ち。
胸が熱くなって、なんだか嬉しくて堪らない。
少し慣れてきたから、もう一度口の中に昂りを引き入れてみる。
やっぱり大きくて口いっぱい開けないと入らない。
それでもなんとか口に入れて、さっきよりも奥まで咥えてみる。
「…っく、結城」
明らかに、今までとは違う反応。
口に含んだまま有坂を見上げてみると、どことなく切なげな瞳が俺を凝視していた。
黒い瞳と目が合った瞬間、口の中いっぱいのソレがドクリと震える。
さらに膨張したから、驚いてしまう。
もうこれ以上大きくなるんじゃねえ。
髪を撫でていた手が俺の目元に降りてきて、指先が目尻の涙を拭う。
黒い瞳には明らかな興奮が見て取れて、どこか恍惚とした色が浮かんでいる。
口に含んだまま有坂を見つめていたら、熱く息を吐きだしながら目元をくすぐられた。
「…いい子だ。そのまま上下に唇を動かしてみろ」
「っふ…っ」
言われるままなんとか顔を揺らしてみる。
でも中々スムーズにはいかなくて、難しい。
「…っ結城、歯は当てないで貰えるか」
要求が多いな。
でも言われた通りにすると、明らかに有坂が息を詰めたのが分かった。
俺は一度言われたことは出来るタイプだ。
女将さんにもそこは褒められた。
何度も繰り返しているうちに、口の中の苦い味も広がっていく。
有坂の呼吸もさっきより荒くなってきて、なんだかつられるようにこっちまで身体が熱くなってくる。
荒い呼吸を聞くたびに、ゾクゾクと身震いするような疼きが下半身に溜まっていくのが分かる。
モゾモゾと太腿を擦り合わせながら必死に口の中のモノを昂らせていると、有坂がクスリと笑った。
「奉仕しているのに気持ちよくなってしまったのか?」
「…っん、ふぁ、ひが…」
「腰が揺れている。ほら、こうするとお前も気持ちいいだろう」
不意に降りてきた指先が俺の胸に触れる。
服の上からスリスリと突起を弄られて、頭の神経に響くような快感が込み上げてくる。
「…ふ、ン、はふ…っ」
有坂のモノを口の中で必死に昂らせながら、熱い指先がズリズリと服の上から俺の乳首を弄る。
こんなに俺が必死に頑張ってるのに、有坂はまだ余裕そうだ。
時たまビクリと口の中のソレが震えて、同時にキュッと乳首を強く摘ままれる。
ビリビリと電流が走るような快感が抜けていく度に、さっきからずっと擦り合わせている下半身が堪らなく疼いて苦しい。
下着の中は既に濡れている感触さえする。
「……ッひゃ」
指先がシャツをまくり上げて、直接突起に触れる。
両指で挟みこまれてコリコリと擦られると、脳を揺さぶられるような快感に支配されてしまう。
――やばい、なんかまずいかもしれない。
荒い息遣い、目眩がしそうな熱気、匂い立つような有坂の色気、熱い指先、断続的に与えられる快感。
気付けば口の中で酷く火傷しそうなソレがドクドクと脈打っていて、思わずもう一度有坂を見上げる。
いつの間にか余裕をなくした黒い瞳と目が合った瞬間、ぞわっと背筋が甘く痺れた。
「――ッん、ふぁ…ッ」
ゾクゾクと全身の肌が粟立つ。
同時に一際強くギュッと乳首を捻り上げられて、頭が真っ白になった。
「や…ッ、あっ、ぁう…」
頭の中でいっぱいに込み上げた快感が弾けて、ビクリと身体が震える。
たまらず昂りから口を離して、体を仰け反らせながらドクドクと込み上げる熱に身を任せる。
しばらく止まらなかったが、落ち着くとぐったりと気怠い感覚が訪れた。
「…結城?まさか胸を弄られただけでイッたのか」
「ッン、あ、っはぁ…」
もう返事も出来ずただ荒く呼吸をしていると、有坂は俺の身体を引き寄せる。
すっかり力が抜けてしまっている身体を強引にベッドへ押し付けた。
「…全く人のモノを舐めながら勝手に達するとは、とんだ好きモノだな」
有坂の顔は怒ったように険しくて、ビクリとしてしまう。
もしかしてちゃんと上手く出来なかったから、怒ったのか。
俺の中ではかつてない程めちゃくちゃ頑張ったけど、結局有坂を最後まで満足させてあげることが出来なかった。
それどころか下を触られても無いのにイっちゃって、もう身体に力が入らない。
俺は今まで、何でも出来てみんなに凄いって褒められるイケメンだったんだ。
それなのに、有坂一人満足させてあげられないのか。
どことなく気落ちする俺の心境を他所に、有坂は興奮したように熱く息を吐きだしながらギラギラした視線で俺を見下ろした。
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