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6一10
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先生には、用意していたブランデーを見て、ここで待っていると言ってくれた。
先生と入れ替わりにお風呂に入ろうと洗面所に来れば、先生の脱いだ服がある。
服を抱き込んで、くんっと鼻を鳴らせば、いつも使っている香水が微かに匂う。
残り香に当てられたように、ボッと顔が火照り出す。
慌てて服を脱ぎ、先生の洗濯物と合わせて、洗濯機にほりこんで、スイッチを入れる。
『 一緒に洗うなんて、家族みたいだ…。 』…そう思うと、益々心臓が踊り出す。
雑念いっぱいのままお風呂に入り、身体を念入りに洗う。
もちろん、準備もしておかないと。
いつもより念入りにほぐしてから湯船に浸かる。
シェアアパートとは違い、洗い場のあるお風呂はゆったり出来て、湯船に浸かれるのが、すごくありがたい。
お風呂から上がり、リビングへ行けば、ブランデーグラズを揺らす先生が居た。
隣に身体を滑り込ませたら、ぎゅっと抱きしめられた。
「髪を乾かしてないじゃないか。
ドライヤーを持っておいで。
乾かしてあげよう。」
そう言われて、慌てて洗面台に取りに行く。
戻る途中でコンセントに差し込み、ドライヤーを手渡す。
「ここへおいで。」
そう言って、少し足を広げて、先生が座る前に来るように手招きされる。
なんだか子供みたいで恥ずかしくなり、体育座りでラグに座り、少し身体を後ろに倒し、体重を掛けるように、ソファの下にもたれ掛けた。
ブォーという音とともに、優しい手で、僕の髪に手櫛を入れる。
心地よい感触と、優しい手つき。
時折、クシャッと髪を掴みドライヤーの風に当てる。
ちょっぴり猫になった気分。
飼い主に甘えて、優しく毛繕いされる飼い猫……気持ちいい……。
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