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人形
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ロッシュ・リード――その名が出た瞬間、オマリの肩がピクリと揺れた。が、誰もそれには気づかなかったようだ。
部下の男はオルドスの足元に跪いたまま、顔を上げることなく言葉を続ける。
「ロッシュ・リードが、セルシオ国を出たそうです」
「そうか…」
オルドスはたったそれだけ返すと、「下がれ」と部下に告げた。部下の男はすぐに部屋から出て行く。
すると、部屋にはまた淫猥な空気が戻ってくる。
ミシッ…と音を立てて、大きなベッドが揺れる。と同時に、オルドスがオマリの身体にのしかかる。
「さあ、続きを始めようか」
無理やり上を向かされたオマリの表情は、どこか悲しげにも見えた。
その顔を見つめながら、オルドスは楽しげに言葉を落とす。
「お前が正気に戻り口を開かない限り、お前の親しかった者たちが地獄の苦しみを味わうことになる」
「……」
何も話さないオマリの首筋に、オルドスは顔を埋めた。
そこへ舌を這わせると同時に、左手は胸の突起を摩り、右手はオマリのまだ青臭いペニスをやんわりと扱き始めた。
「…ううンッ…あ…んッ…」
その喘ぎを聞きながら、オルドスはさらに続ける。
「ロッシュ・リードはどんな啼き声を聞かせてくれるのだろうな…、オマリよ」
オルドスの端正な顔には、今までにない残忍な笑みが浮かんでいた――
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