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惑わしの森
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リードは今にも絶えそうな、苦しい表情をさせ息をつく。その手は少年の服の袖をかろうじて掴んでいた。
そんなリードの乱れた顔を上から見下ろしながら、少年の手はさらに卑猥な動きを見せ始める。
手の平で円を描くように突起を転がしたかと思えば、指先でそれを摘んだり指の腹でグリグリと押し付けたりした。
その度にリードは歯を食いしばり、喘ぎを押し殺そうとする。が、時折我慢しきれず甘い声が漏れると、羞恥に顔を赤く染め、その様が少年のサド心を大いに刺激した。
目的は胸の痣にあるようだったが、少年はむしろリードの反応を楽しんでいるようにも見えた。
体が動かない分、リードの感度は抜群のようだった。
少年が反対側の突起を弄ってやると、リードは悩ましげに眉根を寄せ、その身体をビクビクと震わせた。
「たまんねぇな…」
少年の口からは、少年らしからぬ低い声が不意に呟かれる。地の声がそのまま出てしまった、という感じだ。
興奮した少年はたまらず胸元から手を引き抜くと、リードの顎を上向かせ、貪るようにその唇を奪ったのだった。
「…ンンッ…ンッ…」
やっと息をしていたリードは苦しそうに喘ぐ。
息もつかせぬ少年の荒々しい口づけは、飢えた獣そのものだった。
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