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救世主
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「仲間にまで欲情されるとは、とんだ災難だな」
ポルタの体に押し潰されたリードに向かって、どこか皮肉にも聞こえる言葉を落とすロウ。
リードは速攻心の中で毒づく。
(散々人の躯を弄んだてめぇだけには言われたかねーよ)――と。
そしてロウがポルタの体を床へと下ろし、やっと自由になったリードは人心地ついたようにため息をつく。
だが…
ポルタに煽られた下半身の疼きがまだ中途半端に残っており、見つめるロウの視線が何となく気まずいリードは落ち着かない。
するとそれに気づいたロウが察したように言う。
「落ち着かないなら私の口でしてやろうか?」
「!!!」
あまりにあっさりと言ってのけるロウに、リードは青ざめ、すぐにベッドから逃げようと起き上がった。
これ以上自分の躯を好き勝手にされては堪らないと思ったようだ。
しかしそれをロウが素早く制し、ベッドに寝ているように命令する。
体勢的に不利なリードは軽く舌打ちすると、仕方なくまたゆっくりとベッドへと身を沈めるのだった。
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