アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
屈辱
-
―――――
―――――――
リードはピクッと一度痙攣するように小さく躯を震わせると、僅かに眉根を寄せ目を覚ました。
「………」
しばらくぼんやりとしていたが、直に自分がオルドスに捕われたのだと思い出す。
しかもご丁寧にベッドの上に寝かされ、両手両足をそれぞれ四隅の柱に括りつけられていた。
大の字になっている自分の不様な姿に、思わず舌打ちする。
(情けねぇ…)
その時、まるで王の寝室かと見紛うような家具や装飾品が並ぶ奥手の方から、重厚な靴音が響き、人影が近づいてくるのがわかった。
言わずと知れた、オルドス本人だ。案の定、すぐに卑猥な声が降ってくる。
「やっと目が覚めたか?待ちくたびれたぞ」
ベッドの傍に立ったオルドスが、リードの躯を舐めるように見下ろす。
するとリードはまるでオルドスに挑むような鋭い視線を投げ付け噛みついた。
「オレの躯は高くつくぜ」
その言葉にオルドスは何やらあやしい笑みを口端に刻むと、リードの胸倉を掴み、いきなり乱暴に引き裂いたのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
91 / 195