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Ωの性(さが)
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はらはらと落ちる涙は、理性が流す。
ぎゅっとオレに回る腕は、本能が縋らせる。
悔しさと恥ずかしさに、反抗しようとする理性は、抗えない欲情に、捩じ伏せられる。
胸の中を幾多の感情が、暴れまわり、神田の瞳は、ぼやけていく。
朦朧とする理性の中で、オレを捕らえた神田の瞳は、愛しい者でも見詰めるかのような熱に犯されていく。
「し……て。…楽に、なり……たぃ…」
甘えるように寄せられる唇は、オレの下唇を食む。
何度となく甘く噛みつき、オレの理性を削ぎ落としていく。
逃がそうとすればするほど、神田の仕草に、オレの欲が暴れ出す。
下肢に纏う神田の衣服を剥ぎ取り、机に上体を押しつけた。
剥き出しになった神田の尻が、オレを誘惑する。
身体を捻り、オレを振り返る神田の瞳は、涙と共に期待が潤む。
前だけを寛げたオレは、今にも弾けそうなパンパンに張り詰めた一物を、孔の入口に擦りつける。
とろとろと溢れる愛液がオレのモノを濡らし、誘うように蠢いた。
ずぶずぶと簡単に飲み込まれるオレのペニス。
きゅうっと抱き締めるように、締め上げる感覚に、背中から戦慄が駆け抜けていく。
奥を抉るように腰を振るう。
強請るようにオレを締めつけてくる感覚に、理性が崩れ落ちていく。
ぐちょぐちょと卑猥な音を立てながら、旨そうにしゃぶる孔。
「くっ……ぅん…」
溢れる汗が、ぼたりと神田の背に垂れた。
雫が落ちる感触に、反り返る背は、逃がしきれない快感に痙攣する。
「ぁ、……、ぁう…」
だらしなく開いた神田の口端から、涎が零れる。
もう既に、神田の頭には、“快楽”の2文字しか存在しないような気がした。
「おら、イけよ?」
ゴリゴリと中を穿つオレに、神田は小さく首を振るう。
顎に手をかけ、半ば無理矢理に振り向かせた顔は、涙と鼻水と涎に塗れ、ぐちゃぐちゃだった。
微かに残った理性が、神田の眉根を、ぎゅっと寄せていた。
「悔しいのか? オレのコト、ムカつくんだろ?」
ふぅふぅと荒い息を吐きながらも、悔しげに、ぐっと奥歯に力が入れられた。
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